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ネイティブガンダム [リマスター版] 第19回
第19話「ランバ・ラル特攻!」
【幻の空中換装シーン】
第17話から第20話まで、サブタイトル前にはガンダムの空中換装シーンが紹介される。アムロが脱走したあたりのものは、よく聞くとナレーション内容がだいぶ苦しい。おそらく「毎回一度の合体シーン」が「義務」だった時期であろう。
【ガンダムとアムロの関係】
ガンダムを無断で持ち出してしまったアムロ。その結果、アムロが大事かガンダムが大事か、本質をめぐる混乱が生じてしまった。それは、アムロがサバイバルの結果として乗り合わせた「仲間」と考えれば答えは自明なのだが、ここでも「戦争」をしている厳しさが重くのしかかる。
【ハモンの洞察力】
ハモンは「人」を見抜いた上ですっと懐に入るような如才ない女性として描かれている。そんな風に部下にも信頼されているから、ラルも仕事に集中できるわけだ。そんな人間性が、鋭い視線だけでアムロの人格を一瞬にして見抜くところに描かれている。
【ガンタンクの強制排除】
キャタピラを破損したガンタンクはハヤトの提案で上半身を強制排除し、リュウがコア・ファイターでギャロップと交戦中のアムロを迎えに行く展開となる。この強制排除は、第21話でリュウが取る行動の伏線にもなっている。
【敵の顔】
これまで正規軍人でないアムロは、敵のことを人間と認識すると攻撃できなくなるということがたびたび描かれてきた。さらにこの第19話では、アムロは敵MSの操縦席には人格をもつ相手がいることを認知する。さらにアムロの戦闘スキル向上はラルも認めるレベルになった。こうした成長物語の手応えが、今回の最重要ポイントである。
【セリフの差異】
この回で注目して欲しいのは、アムロの回想に2度出てくるラルのセリフである。レストランで出逢った時、そして捨てゼリフを残して去る時、実際にラルが話した言葉とアムロの記憶で回想される言葉の内容は、かなり異なっている。こうしたところにも、主観的な現実感を重視する演出方針がよく反映されている。
氷川竜介(アニメ評論家)
【関連リンク】
機動戦士ガンダム(TV版) 全43話
劇場版 機動戦士ガンダム(劇場公開版)
劇場版 機動戦士ガンダムII 哀・戦士編(劇場公開版)
劇場版 機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編(劇場公開版)
劇場版 機動戦士ガンダム 特別版
劇場版 機動戦士ガンダムII 哀・戦士編 特別版
劇場版 機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編 特別版
【バックナンバー】
第18回 第18話「灼熱のアッザム・リーダー」
第17回 第17話「アムロ脱走」
第16回 第16話「セイラ出撃」
第15回 第15話「ククルス・ドアンの島」
第14回 第14話「時間よ、とまれ」
第13回 第13話「再会、母よ…」
第12回 第12話「ジオンの脅威」
第11回 第11話「イセリナ、恋のあと」
第10回 第10話「ガルマ散る」
第9回 第9話「翔べ! ガンダム」
第8回 第8話「戦場は荒野」
第7回 第7話「コアファイター脱出せよ」
第6回 第6話「ガルマ出撃す」
第5回 第5話「大気圏突入」
第4回 第4話「ルナツー脱出作戦」
第3回 第3話「敵の補給艦を叩け!」
第2回 第2話「ガンダム破壊命令」
第1回 第1話「ガンダム大地に立つ!!」
第0回 序章 「ネイティブ」のもつ迫力と情報量
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