全国15館で上映スタート！「ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起」初日舞台挨拶レポート

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起』のイベント上映、Blu-ray劇場先行販売、先行有料配信は、本日5月21日（土）よりいっせいにスタートし、東京・新宿ピカデリーでは初日舞台挨拶が行われた。

舞台には、安彦良和総監督をはじめ、シャア・アズナブル役の池田秀一さん、セイラ・マス役の潘めぐみさん、ガルマ・ザビ役の柿原徹也さん、リノ・フェルナンデス役の前野智昭さんが登壇。はじめに、柿原さんが「世界で一番愛されている坊やを演じさせていただいている柿原です」と挨拶をすると、池田さんも「今日やっと、晴れてエドワウからシャアを名乗ることができました。坊やを育てている池田秀一です」とコメントし、会場の笑いを誘う場面も。
まずイベント上映初日を迎えるにあたって、安彦総監督は「心配と期待があった」ということを明かした。「殺伐とした内容なのでどうなのかな？と思う一方で、戦争という要素が入ってきてガンダムらしくもなったので、反発されるか喜んでいただけるかどっちなんだろう？という不安がありました。でも今のところ良い反応を頂いていて、スタッフも報われます」と、満足していることを語った。

第3話からの参加となる前野さんは、初めに「シャアの仮面にまつわるエピソードを持ったキャラクター」という情報だけを聞いていたそうで、プレッシャーもあったとのこと。しかし実際に演じた感想として、「3枚目のキャラクターなので楽しかったし、オリジナル要素を加味できたので嬉しかったです」とコメント。リノはアニメ版のオリジナルキャラだが、安彦総監督は「第3話は士官学校だけの話なので、映像として持ちこたえられるか心配でした。でも、脚本家の隅沢（克之）さんのアイディアでリノが加わったことで奥行きができて、良い話になったと思います。こういう付加価値をこれからも付けていきたい」と、リノが大きな役割を果たしたことを述べた。
また、柿原さんは「『柿原さんにとってガルマはどういうキャラクターですか？』と聞かれることが多いのですが、ガンダム史や皆さんの心の中に残るキャラクターなので、僕の口からはなかなか言えないことも多かった」と、難しさを語る。その一方で、「ガルマはシャアに会って、憎しみや妬み、愛や友情を勉強していくという、秀一さんと一緒につくったキャラクターだと思います。役者人生を賭けて表現しなくてはならないと思ったし、そして何よりも、役者になってよかったなという楽しさを感じました」と、熱く語った。
シャアは今回、ガルマ、リノと同期のキャラクターということで、池田さんが前野さん、柿原さんと握手を交わす場面も。池田さんは、「『機動戦士ガンダム』の劇場版3部作をやった頃が丁度彼らと同じ年代だったということを思い出しながら頑張った」と、収録を振り返った。

そして本舞台挨拶では紅一点となる潘さんも、収録を振り返って「自分のパートを録った後別件があったのですが、最後には立ち合いたかったので現場に戻ったらすごい熱気でした。どんどん戦いの渦に引き込まれていってしまうことを感じたのですが、それを見守っていることしかできないので、戦いの非情さのようなものを感じました」と、劇中の雰囲気が収録現場にも現れていたことを語った。

また、本編上映後には第4話の予告に加えて「ルウム編制作決定」の特報も流れたが、池田さんは第4話について「ララァも出てくるしMSにも乗るし、またワクワクする作品になっています」、安彦総監督はルウム編について「皆さんの応援のおかげでつくれることになりました。大変気持ちが充実しています。良いものをお見せしたいです」と、意気込みを語った。


最後に各人から挨拶があり、舞台挨拶は幕を閉じた。


池田秀一
『ガンダム THE ORIGIN』という作品を通してシャア・アズナブルとの再会を果たし、皆さんとお会いできたこと大変嬉しく思います。まだ制作は半ばですが、これから先も必ず良い作品を皆さんに提供したいと思います。

潘めぐみ
本編は男の戦場となってきましたが、コロニーにも夜はあって朝焼けを迎えることができるんだなと、改めて思いました。当たり前のことですが、戦いの中にいると忘れがちで、皆さんに伝えたいと思い最後の言葉にさせていただきます。これからも皆さんと『ガンダム THE ORIGIN』の中で戦い、生き延びていきたいと思います。

柿原徹也
池田さんに「柿原ガルマをつくりなさい」と言われたのですが、皆さんの想像をぶち壊していくくらい、素敵な坊やにしていきたいと思います。これからもガルマと『ガンダム THE ORIGIN』を愛して応援していただけたらと思います。

前野智昭
あの戦車の中で（リノに）何が起こったかは僕もわからないですし、これからどうなるかわからないのもガンダムの魅力のひとつだと思います。僕も皆さんと一緒に『ガンダム THE ORIGIN』の展開を見守りたいと思います。

安彦良和
池田さんもおっしゃったように、まだ先があります。僕もまだ人前に出てくるだけの元気もあるし、絵描きとしても現役でやれます。その間に、出来る限りガンダムのために尽くしたいと思います。これからもよろしくお願いします。


さらにこの日は、安彦総監督と谷口 理プロデューサーによる来場者向けのフォトセッションも実施。突然のサプライズに、会場は驚きと喜びに包まれた。

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起』全国15館でのイベント上映は、6月3日（金）までの2週間限定で実施中。Blu-ray劇場先行販売、先行有料配信も同時にスタートしているので、あわせてチェックしておこう。


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今回初日舞台挨拶が行われた新宿ピカデリーでは、1Fロビーにて原画の展示を実施。
また、全国15館のイベント上映館では、「機動戦士ガンダムTHE ORIGIN III Blu-ray Disc Collector’s Edition（初回限定生産）」や主題歌CD「服部隆之 Presents GUNDAM THE ORIGIN featuring 柴咲コウ『永遠のAstraea（アストライア）』（劇場限定盤）」、ガンプラ「HG 1/144 高機動型ザクII 劇場限定リミテッドクリアVer.」などの劇場限定アイテムを販売中だ。
イベント上映を観に行ったら、ぜひとも手に入れよう。

▲新宿ピカデリーの1Fロビーでは『機動戦士ガンダム THE ORIGIN III』と、6月25日（土）よりイベント上映がスタートする『機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY』の原画を展示中！

▲『サンダーボルト』は太田垣康男先生のマンガ原稿やカラーイラストを展示！

▲劇場にて販売中の「HG 高機動型ザクII 劇場限定リミテッドクリアVer.」や、第3話に登場する「HG ヴァッフ」（発売中）、「HG ザクI（デニム/スレンダー機）」（5/21発売）の展示も！

▲食玩シリーズ「機動戦士ガンダム ユニバーサルユニット」や「FW GUNDAM CONVERGE #03」には『THE ORIGIN』の機体も収録！

▲「士官学校の帽子」や「名言Tシャツ」、「シャア ストラップ」、「シャアのアイマスク」なども劇場にて販売中！

▲定番のパンフレット、初回限定Blu-rayもお買い忘れなく！劇場販売商品の詳細は、 こちらの記事をご覧ください。

▲さらに、シャア・セイラ編の完結を記念したメモリアルプレートがプレミアムバンダイにて発売決定！安彦良和総監督×NORITAKEコラボによる至高の逸品は、5/23（月）より受注開始とのこと。

※本文中、一部敬称略