ガンダムAGEは今年で10周年！サンフェス2021『機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN』上映回レポート

好評開催中のサンライズおよびバンダイナムコピクチャーズの上映イベント「サンライズフェスティバル2021 REGENERATION」（サンフェス2021）では、10月17日（日）に新宿ピカデリーにて、『機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN』が上映された。

上映前にはゲストとして、本作の綿田慎也監督がステージに登壇。サンライズの久下宏樹さんによる司会進行のもと、『AGE』や『MEMORY OF EDEN』についてファンからの質問に答えていく一問一答コーナーも実施された。
それでは早速、その模様をレポートしていこう。

まず始めに、当時の制作への関わり方について、綿田監督は「当時『AGE』のテレビシリーズには各話の演出という形で参加させていただいてたんですけど、ローテーションという形でしたので、頻繁に参加するというよりは1クールに1回、スポットで入るといった感じでした。ただ、どの世代でも1話ずつ演出をやらせていただけました」と語る。

続けて、『MEMORY OF EDEN』について「当時はテレビシリーズの後にスペシャルエディションが発売されることが多かったのですが、『AGE』に関しては『MEMORY OF EDEN』が代わりというとこで、ゼハート・ガレットとアセム・アスノの周りを拾い直してまとめられないかというお話を頂きました。それであれば、『もう少しこういうことやってみたら面白いんじゃないかな？』という思いがあったので、わりかし勢い任せで受けさせていただいたといった形でした」と明かした。

次は、『AGE』公式Twitterで募集された、ファンからの質問に答えていく一問一答形式のコーナーが設けられ、ピックアップされた質問に綿田監督が答えた。
『MEMORY OF EDEN』の好きなシーンはどこですか？という質問では、「細かいところはいくつかあったりしますが、最初に挙げるとするならラストシーンになります。軽いネタバレになりますが（笑）。ゼハートとアセムの別れのシーンになりますかね。打ち合わせの時にどう作っていくかを話すのですが、先にラストシーンから提案させてもらいました。なので最初に作ったのが実はラストシーンなんですよね。それに合わせて脚本を付けていって制作で一緒だった木村 暢さんに確認していただいて。『MEMORY OF EDEN』は本当にラストシーンがスタートラインで制作を始めました。ラストシーンのために作っていったかたちになります」と裏話が飛び出した。

このほかの質問には、「もしフラム・ナラがゼハートと一緒に入学し、モビルスーツクラブに入っていたらどうなっていたでしょうか？ロマリー・ストーンとは親しい仲になっていたでしょうか？」や、「ゼハートと一緒にいたダズ・ローデンのTV版では見られなかった一面について」、「綿田監督が制作するフリット・アスノが主人公のOVAが見てみたいです。もし制作されるならどんなシーンを入れてみたいですか？」などといったものがあり、このイベントでしか聞くことができない様々な回答を聞くことができた。

その後、ガンダムベースにて好評開催中の「機動戦士ガンダムAGEワールド」の告知や、ガンダムカフェで実施中の「機動戦士ガンダムAGE 10周年記念フェア」の紹介なども行われた。

最後には、綿田監督から「今回の10周年での企画、サンライズフェスティバル『MEMORY OF EDEN』の上映に来ていただいてありがとうございます。『AGE』も10年ということで、今後も15年、20年と周年企画が続いていくと思いますが、またそういった機会で皆さんとお会いできればうれしいです。今後も応援よろしくお願いします。本日はありがとうございました！」と挨拶があり、本日のトークイベントは終了した。


なお、「サンフェス2021」は10月31日（日）まで好評開催中。この後もまだまだサンライズ作品が目白押しとなっている。上映スケジュールや詳細は「サンライズフェスティバル公式サイト」でぜひともチェックしてみよう。

（ガンダムインフォ編集部）

サンライズフェスティバル2021 REGENERATION
『機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN』上映回
［開催日］2021年10月17日（日）
［会場］新宿ピカデリー