全国8会場で開催！ガンダムクロスウォー「未来への翼」東京＆愛知での地域No.1決定戦イベントレポート

リアルでもスマホでも遊べるカードゲーム「ガンダムクロスウォー」では、ブースターパック・自販機ブースター「未来への翼」の発売を記念した地域No.1決定戦が開催中だ。

イベントは、7月2日（土）から7月24日（日）にかけて全国8会場で開催され、いずれも上位入賞者には10月23日（日）に開催される「JAPAN CHAMPIONSHIP 2016 初代王者決定戦」への参加資格が与えられる予選大会を兼ねている。
7月2日（土）にはその第1回目となる東京「ホビーステーション 池袋本店」と愛知「TCGショップ193名駅店」で開催され、多くのプレイヤーが熱戦を繰り広げた。それではさっそく、各会場の模様をレポートしていこう。


■東京会場「ホビーステーション 池袋本店」（7/2開催）

東京「ホビーステーション 池袋本店」で開催された大会では、新弾のカードによって大きく変化した環境の中、予選から無敗の成績で勝ち上がった黄単デッキのタンテイさんと、数少ない女性プレイヤーでありながら黄黒の2色クルーカードを計8枚投入した黄タッチ黒デッキを使いこなす、うさうささんによる決勝戦となった。

1戦目、先攻はタンテイさん。
序盤から中盤にかけては両者とも互角だったが、9ターン目、タンテイさんが「BT03-063 ガンダムアストレイレッドフレーム（フライトユニット装備）」で「ガンダムナドレ」を打ち取り、うさうささんの母艦へ効果によるダメージを与えたことで、タンテイさんのデッキが動き始め、猛攻の火ぶたが切られる。
タンテイさんは続く手番で黄のクロスレア「BT03-070 ガンダム・バルバトス（第6形態）」を出撃。うさうささんの主力ユニットだった「SP01-034 ガンダムエクシア」を破壊し、母艦への効果ダメージを積み重ねる。うさうささんは「BT01-157 ムウ・ラ・フラガ」＋「BT02-069 ガンダム・バルバトス（第2形態）」で「ガンダム・バルバトス（第6形態）」を攻撃するが、「装甲」によって破壊はできず、行動済にして場をしのぐのが精いっぱいという状況に。
タンテイさんはソレスタルビーイング・コンボの中核である「SP01-034 ガンダムエクシア」＋「SP01-082 刹那・F・セイエイ」を出し、カウンターカードもセット。盤石の体制を整える。うさうささんは「SP01-037 ガンダムヴァーチェ」を出撃させ、切り崩しを図るが、タンテイさんのカウンター「BT03-076 革命の乙女」が発動し、攻撃は失敗。結局「ガンダム・バルバトス（第6形態）」による効果ダメージでリードを保ち続けたタンテイさんが1戦目を勝利した。

2戦目、先攻を取ったのはうさうささん。ここで負ければ、タンテイさんの優勝が決まってしまうが、序盤の状況はタンテイさんが有利に展開する。
うさうささんが3ターン目に出撃させた「BT03-056 ガンダム・バルバトス（第2形態）」を、タンテイさんは「BT02-060 グレイズ（地上用ブースター装備）」で破壊し、早くも得意技である母艦への効果ダメージを発揮させる。さらに「BT02-064 ガンダムXディバイダー」、「ガンダムアストレイレッドフレーム（フライトユニット装備）」と強力なユニットを次々と展開し、確実に勝利への階段を昇っていく。
後のないうさうささんは、中盤の切り札「ガンダムナドレ」で敵ユニットを破壊し、立て続けに攻守の要である「BT01-086 ストライクルージュ」を出撃させ母艦に攻撃する。
「防衛」、「装甲」をあわせ持つ「ストライクルージュ」は、正面からの攻撃で押し切る黄デッキに対してかなり有効だ。タンテイさんは「ストライクルージュ」を片づけるために「SP01-029 ガンダムキュリオス」、「BT03-058 ガンダムデュナメス（GNフルシールド装備）」の2機を費やさねばならず、一瞬、攻撃の手が緩んでしまう。
すると、うさうささんが2機目の「ストライクルージュ」を出し、「ガンダムナドレ」と2機で母艦を激しく攻め立てる。
タンテイさんは、「ST02-002 ストライクガンダム」の出撃時効果で「ストライクルージュ」にダメージを与え、「装甲」によって行動済になったところを「SP01-029 ガンダムキュリオス」で攻撃してとどめを刺そうとするが、今度はうさうささんのカウンター「ST02-004 サイが僕に敵うはずないだろ？」によって「ストライクルージュ」が＋3/＋3され、逆に「ガンダムキュリオス」は返り討ちに。仕方なく「ストライクガンダム」で「ストライクルージュ」を相打ちで撃破するが、タンテイさんのユニットが1機もない状態でターンエンドとなってしまう。
うさうささんは「ガンダム・バルバトス（第2形態）」にパイロットを乗せて出撃し、残ったユニットとあわせて総攻撃をかけ、相手母艦を撃破。決勝2戦目にして本日初めて、タンテイさんに土がついた。

運命の3戦目、先攻は再びうさうささん。
お互い勝利まであと一歩のため、2ターン目にタンテイさんが「BT02-057 メビウス・ゼロ」で母艦を攻撃すると、すぐさまうさうささんが「BT03-057 ガンダムエクシア」で殴り返すという、序盤から激しい攻撃の応酬が繰り広げられた。
タンテイさんは「BT03-058 ガンダムデュナメス（GNフルシールド装備）」を出撃させ、効果でうさうささんの「ガンダムエクシア」を破壊するものの、本日初めての敗北を喫してしまった焦りがあったのか、実はこれが決定的なミスとなってしまう。
戦場に「メビウス・ゼロ」とあわせてユニットが2機いることで、うさうささんの「武力介入」が発動してしまい、「SP01-037 ガンダムヴァーチェ」が出撃して母艦を攻撃。鉄壁の防衛線となるユニットにより、天秤は一気にうさうささんへ傾く。
タンテイさんは「ガンダムアストレイレッドフレーム（フライトユニット装備）」＋「刹那・F・セイエイ」で「ガンダムヴァーチェ」を相打ちにとるが、「ガンダムアストレイレッドフレーム（フライトユニット装備）」の効果による母艦へのダメージ3に対し、「ガンダムヴァーチェ」の母艦への攻撃ダメージは6。破壊できたとはいえ、ダメージは倍の差がある。
そして、うさうささんの勢いは止まらない。2機目の「ガンダムヴァーチェ」にパイロット「BT03-157 ロックオン・ストラトス」を搭乗させ出撃。パイロットの出撃時効果で「メビウス・ゼロ」を破壊し、母艦へアタックして大ダメージを与える。
タンテイさんもカウンター「革命の乙女」をセットして防御を固めるが、「ガンダムナドレ」、「ガンダムエクシア」と「武力介入」により続々と出撃するユニットに対応しきれず、最後は2戦目と同じく「ガンダム・バルバトス（第2形態）」＋パイロットによって、タンテイさんの母艦は星の海の藻屑となった。
こうして、クロスウォー2人目となる女性チャンピオンが誕生した。

優勝者 うさうささんの黄タッチ黒デッキ


【ユニットデッキ】

BT01-086	ストライクルージュ	4枚
BT02-057	メビウス・ゼロ	2枚
BT02-064	ガンダムXディバイダー	1枚
BT02-069	ガンダム・バルバトス（第2形態）	4枚
BT02-075	フリーダムガンダム（フルバーストモード）	2枚
SP01-034	ガンダムエクシア	3枚
SP01-037	ガンダムヴァーチェ	4枚
BT03-056	ガンダム・バルバトス（第2形態）	4枚
BT03-057	ガンダムエクシア	4枚
BT03-058	ガンダムデュナメス（GNフルシールド装備）	2枚
BT03-065	ガンダムナドレ	4枚
BT03-070	ガンダム・バルバトス（第6形態）	4枚
ST02-004	サイが僕に敵うはずないだろ？	2枚

【キャラデッキ】

BT01-157	ムウ・ラ・フラガ	1枚
BT01-159	三日月・オーガス	3枚
SP01-082	刹那・F・セイエイ	2枚
BT03-157	ロックオン・ストラトス	1枚
BT02-084	クーデリア・藍那・バーンスタイン	5枚
BT03-139	王留美 ［黄 / 黒］	4枚
BT03-140	カガリ・ユラ・アスハ ［黄 / 黒］	4枚

【サイドボード】

BT02-057	メビウス・ゼロ	2枚
BT02-060	グレイズ（地上用ブースター装備）	2枚
BT02-064	ガンダムXディバイダー	2枚
SP01-034	ガンダムエクシア	1枚
BT01-107	ティファは、俺が守る！	3枚

■愛知会場「TCGショップ193名駅店」（7/2開催）

愛知「TCGショップ193名駅店」で開催された大会の決勝戦は、青緑デッキを使う「ラージ」さんと、緑赤デッキを駆使する「memai」さんの対決となった。

1戦目はmemaiさんの先攻。
1から2ターン目のブリッジがパイロットで、3ターン目にようやく「リック・ドム」を展開し、立ち上がりが遅れ気味のmemaiさんに対して、ラージさんは「マゼラ・アタック」、「ザクキャノン」、「ジェガンD型」と次々にユニットを展開する好発進で、着実に母艦へ打撃を与える。
memaiさんは厳し目の立ち上がりの中、続くターンの中で「ビグロ」や「サイコ・ザク（ダリル機）」を投入して盤面を掌握するも、ラージさんは「モビルワーカー MW-01 01式 後期型」、「シャア専用ズゴック」と高打点のダメージを刻み続ける。そして序盤からの優位も手伝って、6ターン目に2枚目の「シャア専用ズゴック」を展開し、スピードフィニッシュを決めた。

2戦目はラージさんの先攻。
1から2ターン目、ユニットをプレイできないラージさんに対して、memaiさんは「マゼラ・アタック」、「キュイ」と展開し、1戦目と真逆の様相を見せる。4ターン目には「シェンロンガンダム」の「破壊工作」でブリッジ拘束まで行われ、勝敗の流れは完全にmemaiさん向きに見えた。
しかし、続くターンの中で「グフ・カスタム」、「ザクキャノン」、「リック・ドム」と手数で攻めたmemaiさんに対し、今大会でも各所で大暴れしていた『機動戦士ガンダム サンダーボルト』の超強力ユニット「サイコ・ザク（ダリル機）」、「フルアーマー・ガンダム（イオ機）」をラージさんが立て続けに投入したことで、戦況が一変。
memaiさんは7ターン目に「キュベレイ」をプレイして「サイコ・ザク（ダリル機）」を破壊するも、返しの8ターン目、なんと2枚目の「フルアーマー・ガンダム（イオ機）」がラージさんの場に降臨したところで白旗が上がり、勝負の趨勢が決まった。

予選成績8位ながら、本戦では予選1位を破って決勝卓まで這い上がったmemaiさんの勢いを、予選から安定した強さを誇っていたラージさんが2タテで封じ込める形となった。

優勝者 ラージさんの青緑デッキ



【ユニットデッキ】

BT01-024	ユニコーンガンダム（デストロイモード）	1枚
BT03-010	ジェガンD型	4枚
BT03-015	フルアーマー・ガンダム（イオ機）	4枚
BT03-020	フルアーマー・ユニコーンガンダム（覚醒）	2枚
ST01-002	ガンキャノン	2枚
BT01-031	第1戦闘配置	2枚
BT01-040	マゼラ・アタック	4枚
BT02-031	キュイ	2枚
BT03-034	ザクキャノン	4枚
BT03-038	高機動型ザクII後期型（ジョニー・ライデン機）	2枚
BT03-043	サイコ・ザク（ダリル機）	4枚
ST01-007	リック・ドム	3枚
PR-U001	シャア専用ズゴック	2枚
PR-U005	モビルワーカー MW-01 01式 後期型	2枚
BT01-068	当たらなければどうという事はない	2枚

【キャラデッキ】

BT01-149	シャア・アズナブル	2枚
BT01-152	カミーユ・ビダン	1枚
BT01-153	クワトロ・バジーナ	2枚
ST02-013	アスラン・ザラ	1枚
BT01-035	フラウ・ボゥ	1枚
BT01-073	アルフレッド・イズルハ	2枚
ST01-005	ブライト・ノア	1枚
BT01-072	ギレン・ザビ	1枚
ST01-011	フラナガン博士	1枚
BT03-135	アイナ・サハリン ［青 / 緑］	4枚
BT03-136	ミハル・ラトキエ ［青 / 緑］	4枚

【サイドボード】

BT01-024	ユニコーンガンダム（デストロイモード）	1枚
BT03-005	ボールK型	2枚
BT01-068	当たらなければどうという事はない	2枚
BT01-152	カミーユ・ビダン	1枚
BT01-159	三日月・オーガス	2枚
BT01-157	ムウ・ラ・フラガ	1枚
ST02-013	アスラン・ザラ	1枚

▲ダメージ能力と、回復能力を併せ持つ脅威の1枚！DEF 7と非常に処理しづらい上に、回復能力は相手ターンでも有効！

ガンダムクロスウォー「未来への翼」地域No.1決定戦は、今後も順次開催される。公式サイトの イベントページで開催店舗をチェックして、ぜひとも参加してみよう。次回は7月9日（土）の千葉「トーナメントセンターバトロコ 柏駅前」と福岡「イエローサブマリン マジッカーズ 福岡店」だ。