4月20日（金）、ガンダムベース東京にて「ガンダムシリーズ新作発表会」が開催された。

発表会では、宇宙世紀を舞台にしたガンダムシリーズ最新作『機動戦士ガンダムNT（ナラティブ）』が解禁されたほか、5月6日（日）まで好評開催中の「実物大ユニコーンガンダム立像 TOKYO ガンダムプロジェクト プロジェクションマッピング」も披露され、大きな話題となった。

それではさっそく、イベントの模様をレポートしていこう。

『機動戦士ガンダムNT』は、2019年に40周年を迎える『機動戦士ガンダム』から始まった宇宙世紀サーガの最新作。『機動戦士ガンダムUC』のストーリーを担当した福井晴敏さんが脚本を手がけ、サンライズ第1スタジオが制作を担当。『ガンダムUC』のその先を描く内容で、2018年11月に劇場公開される予定となっている。

また本作は、新たな宇宙世紀100年の歴史を描き、アニメ、ゲーム、コミック・小説など、マルチメディアプラットフォームで発信する「UC NexT 0100（ユーシーネクストワンハンドレッド）プロジェクト」の第1弾として制作される。

発表会では、サンライズの宮河恭夫代表取締役社長、小形尚弘プロデューサー、作家の福井晴敏さんに加え、『ガンダムUC』リディ・マーセナス役など数多くのガンダム作品に出演している声優の浪川大輔さん、“ガンダム大好き芸人”お笑いコンビ・よゐこの濱口 優さんが登壇。『ガンダムNT』のタイトルやメカ、キャラクターを発表したほか、ガンプラも紹介した。なお、発表会で明らかになった数々の情報やPVは、こちらの記事をご覧ください。

初めに登壇した宮河社長は「この作品から宇宙世紀を拡大してゆきたい」と語り、本作がゲームとの密接な連動展開を予定していると明かした。ゲームを最初の発信窓口として、公式サイドストーリーやキャラクター、モビルスーツをサンライズが制作し、バンダイナムコエンターテインメントと強力なタッグを組んで展開。また、スマートフォンアプリとして「GUNDAM New Tactical Game Project」も始動し、『ガンダムNT』のみならず、これまでの映像作品とのコラボも準備中とのことなので、続報を楽しみに待とう。

続いて登壇した小形プロデューサーは、本作が「3機目のユニコーン“フェネクス”をめぐる物語」と説明。さらに、福井さんを呼び込み、ナラティブが「語る」、「編纂する」という意味であることから、「ニュータイプ神話に句読点を打つ作品にしたい」と意気込みを明らかにした。

主人公機「ナラティブガンダム」は、福井さんが「コンセプトは“やせっぽちのガンダム”」と表現する通りシンプルなシルエットとなっており、作戦に応じて様々な装備を付け替えてゆく。公開中のPVでは、“不死鳥狩り”作戦で使用する「A装備」も確認できるので、ぜひともチェックしておこう。

また、ゲストとして、声優の浪川大輔さん、よゐこの濱口 優さんもステージに。発表されたばかりの『ガンダムNT』について期待や感想を述べたほか、それぞれが好きなガンプラやそのエピソードなど熱いガンダムトークを繰り広げた。さらに、檀上に『ガンダムNT』のガンプラが登場すると、濱口さんは、ナラティブガンダムの特徴的な装備や、フェネクスの神々しい金色の成形色を興味深く眺めていた。

ここで、特別に製作された濱口さん専用のフェネクスのガンプラがお披露目され、銛で魚を突いた姿に「獲ったどー！」との名台詞も飛び出した。

なお、今回の発表会のアーカイブ映像配信もスタートした。ライブ配信が見られなかった人は、ぜひアーカイブ配信を見てみよう。配信はこちらの記事をご覧ください。

発表会に続き、ダイバーシティ東京 プラザ フェスティバル広場にて、「実物大ユニコーンガンダム立像 TOKYO ガンダムプロジェクト プロジェクションマッピング」が披露された。

プロジェクションマッピングは、4月21日（土）から5月6日（日）までの期間限定開催で、人類の宇宙への進出と人が宇宙に住み始めた「宇宙世紀」を舞台に、『機動戦士ガンダムUC』の世界観を「映像×光×音楽」のコラボレーションで表現。また、プロジェクションマッピングとともに行われるユニコーンモードからデストロイモードへの変形は、この期間しか見ることができない迫力の演出となっている。ぜひこの機会にお台場へ足を運んでみよう。

プロジェクションマッピングの詳細はこちらの記事をご覧ください。

【開催日時】

2018年4月20日（金）18：00～

【会場】

ガンダムベース東京