共演者の“説明書”があったら読む？読まない？ドラマ『量産型リコ –もう1人のプラモ女子の人生組み立て記-』与田祐希×望月 歩×前田旺志郎インタビュー

「深夜ドラマ×プラモデル」がテーマのオリジナル連続ドラマ『量産型リコ –もう1人のプラモ女子の人生組み立て記-』が、6月29日（木）深夜24:30よりテレビ東京系にてスタートする。以降、毎週木曜深夜24:30から放送。

『量産型リコ –もう1人のプラモ女子の人生組み立て記-』は、2022年7月から放送された『量産型リコ –プラモ女子の人生組み立て記-』の、“もうひとつの世界”を生きるリコの成長を描いたホビー・ヒューマンドラマ。前作に出演したキャスト陣が同姓同名の全く異なる役柄で登場するほか、BANDAI SPIRITS制作協力のもと、各話に実在するさまざまなプラモデルが続々登場。第1話には、ガンプラ「HG ユニコーンガンダム」が登場する。

今回、ガンダムインフォでは、主人公・小向璃子役の与田祐希（乃木坂46）さん、高木真司役の望月 歩さん、浅井祐樹役の前田旺志郎さんへインタビュー。前作の反響やお互いの印象まで、キャスト陣の仲の良さが垣間見える話を聞くことができたので、早速レポートしていこう。

なお、記事の最後にはキャスト直筆サイン入りチェキが当たるプレゼントのお知らせもあるので、お見逃しなく。

――前作『量産型リコ –プラモ女子の人生組み立て記-』の放送後、周囲やファンの方から反響はありましたか？

前田：たくさんありました。地元の友人も見てくれて「面白かったよ」と言ってもらえましたし、「浅井の気持ちがわかります」とか「浅井は希望の星だ」といったコメントもいただきました。

望月：深夜帯に放送していたとは思えないくらい反響がありました。「見やすかった」という感想をいただくことが多かったです。自分自身もテンポ感や軽やかさをすごく大切にして演じていましたし、監督のアベラ（ヒデノブ）さんも同じようなことを仰っていました。自分が目指していたところをちゃんと感じて楽しんでいただけたことが、すごく嬉しかったです。

与田：私は普段、乃木坂46でアイドルとして活動させていただいているので、プラモデルを好きな方が『量産型リコ』を見て乃木坂を知ってくださったり、逆に乃木坂を好きな方が『量産型リコ』を見てプラモデルを好きになってくださったり。そんな相乗効果が目に見えて感じられたので、すごく嬉しいなと思いました。

――「またこのチームで集まりたいですね！」と言われることは多いと思いますが、実際にはなかなか実現しないもの。今回まさかの実現ということで、今作の企画を聞いた時の第一印象を教えてください。

前田：前作が終わったときに「続くのかな？」みたいな話も出たりしましたが、実際に1年越しにやることが決まって、「うぉ～！ついにきたか！」って感じでしたね。やっぱり続編ができるというのは、それだけの反響があって、見てくれる人がたくさんいて、「続編を作っても大丈夫だ」って思ってもらえたということなので。浅井役を再び演じられることも嬉しかったですが、それ以上に、『量産型リコ』をたくさんの人に愛してもらえたことが嬉しかったですね。

望月：僕は続編をやらせてもらうことが初めてで、しかも同姓同名の違う役柄ということで、そのバランスをどうやって料理しようかなと、ワクワクしました。また、監督も前作から変わって、世界線も違っているので、お客さんがどんな反応をしてくれるのか怖さも感じつつ、撮影をしています。

与田：私は、続編をやるらしいって、風の噂みたいな感じで耳に入ってきて……。

望月：そうなの？（笑）

与田：本当に出来るのかわからないまま、噂程度に聞いていて。結構ぎりぎりまで何も知らなかったので、現場で（前田さんと望月さんの）2人に会って「あ、本当なんだ」と思いました。キャストの皆様と会うまで疑っていましたね（笑）。

――前作と同姓同名ながら異なる役柄、と非常に珍しい設定ですが、実際に演じてみて、難しさや面白さなど、感じたことはありますか？

前田：スタッフさんはほぼ総入れ替えになっているので、それぞれの色がありますね。前作はアベラさんの色がありましたし、今作は三石（直和）さんと（ヤング）ポールさんの色があると感じています。でも、僕らキャスト陣はそんなに変わっていないよね？

与田：仲良しで平和な感じは相変わらずですね。

――今作もプラモデルが重要な役どころで登場しますが、プラモデルといえば説明書が欠かせません。現実で「こんな説明書があったら良いのに！」と思うようなことはありますか？

前田：僕は自分の説明書が欲しいですね。自分自身って、なかなか客観的に捉えられないじゃないですか。自分がどういう人間なのか、ちゃんと分かるようになったらいいのになあと思います。

望月：深い回答だなぁ。う～ん……誰とでも仲良くなれるコミュニケーションの説明書がほしいですね。

与田：ぽいな～（笑）。

――望月さんは人見知りしてしまうタイプですか？

望月：少しずつ治していますが、今でも多少人見知りしてしまうことがあります。現場で仲良くなることはほぼなくて。なので、人見知りはどうにかしたいなと思っています。

前田：あとは、イタリア料理とかフランス料理のお店で、マナーを書いた説明書を置いてほしいなって思わない？

与田＆望月：確かに！

前田：どのフォークから使うとか、食べ終わったらどうする？とか、説明書があったら便利だなと思いますね。

――与田さんはいかがですか？

与田：……今のは私が言ったことに……。

――そうしましょうか。

望月：あはは（笑）。

前田：（インタビューって）そんな融通効くんですか！？（笑）

与田：そうですね……説明書があるならなんでも欲しいです。でも、ないならないで大丈夫です。

――前田さんと望月さんの説明書は必要ですか？

与田：いらないです。あったとしても読まないですね。

――それはどうして？

与田：すべてを知りたくはないから（笑）。

前田：そうだよね。実は寂しがっているとか、知らなくていいこともある。

与田：知らないほうが平和なこともあるから……。

望月：僕は（説明書が）あったら読んじゃうタイプですね。

与田：人の心の奥底を知るの、怖くない？

望月：全然。「へー」って思うだけ。そういうのを知ったら楽しくなっちゃうタイプです。

与田：知らない人ならいいけど、身近な人のは見たくない。

前田：僕も見ないな。怖い。

望月：人知れず読んで、ニヤッとしたいです。

与田：……サイコパス？

望月：サイコパスじゃない！楽しいよ。

与田：……この話もうやめておかない？（笑）

――最後に、望月さん、前田さんから見たリコ＆与田さんはどんな人ですか？

望月：今作のリコは、人と人との間の接着剤になるような人、という印象がより強くなっています。浅井と真司は、おそらくリコがいなかったら起業しないだろうな、という気がします。2人は仲は良いけれど根本の部分では違っていて、リコがいることでチームになっているというか。撮影しながらそんなことを思っています。
あと、僕から見た与田さんはすごく真面目なイメージです。

与田：え、本当？

望月：前作の撮影時から「こんな真面目な人、珍しいな」と思っていました。今作の撮影では、真面目なところと気持ちを柔らかくするところのバランスが上手になっているように感じました。だから、生き方が上手なんだろうなと。

与田：お父さんみたいなコメント……！

前田：いいね。

与田：なんだかすごく褒められちゃった。そういうのどんどん言っていこう（笑）。

前田：浅井からみたリコは、大学時代から仲が良くて、人の話にあわせたり周囲の空気を読んだり、なんでも器用に上手にこなせる人です。それゆえに「量産型」って言われてしまうのかもしれませんけど。
浅井はすごくガッツがあって、何事にも全力ですし、憧れに近づきたいと思って頑張っています。たぶん、浅井自身もそういうことをすごく楽しいと思っていそうですが、ぱっと横を見たときにリコがいて安心するというか。（リコに対して）フラットに生きられるのっていいなと思っているんだろうな、という印象ですね。
僕から見た与田祐希は……、人間として強いな、と。

与田：本当？

前田：ガッツというか根性があると思います。普段はふわふわしているというか、いつも笑っている感じですが、ふとした時に「かっこいいな」と思います。そこは、すごくリスペクトする部分ですし、びっくりする瞬間も意外とあります。……恥ず！（笑）

与田：ありがとうございます。こっちも恥ずかしい（笑）。

――逆に、与田さんからみたお二人の印象はいかがですか？

前田＆望月：キタキタキタ！

与田：油断してた（笑）。前田さんは、「繊細な人だな」って。声も大きくて通るので、強そうに見えるけれど、中身の部分はすごく繊細で、いろんなことを気にするし……。周りのことをすごく見ているからこそ気づくことも多いんだろうなと思います。それを全部受け止めて、現場を明るくしているところがすごいなといつも思います。

望月：いつもありがとう。

前田：……ありがとうございます（照）。

与田：あとは、まわりの空気を変えるんですよ。朝現場に入ってきて、話しかけてくれたり、ふとした時に。なんだろう、大きい声を出すから？

前田：大きい声で話して実は繊細、って、ただの馬鹿みたいじゃん！

与田：（笑）。でも、空気を感じ取って「ココは俺が盛り上げなきゃ！」と、色々と考えた上で現場を盛り上げてくれていると思います。

――望月さんについてはいかがですか？

与田：心配性だなあと思います。自分のこともそうだろうけど、他人のことをめっちゃ心配してくる……。

望月：してくる……迷惑！？

与田：心配して“くれる”（笑）。ありがたいですよ。私が理解せずに「やってみてから考えるか」って時に、よく「大丈夫？」って声をかけてくれます。たまに、私が何も考えてなくて、ただぼーっとしている時も「大丈夫？」って声をかけてくれますけど（笑）。

望月：僕らはバカなのか！

前田：あはは（笑）。

与田：でも、2人にすごく救われています。前作の時は不安も多かったですが、今作でも、2人に救われていますね。

連続ドラマのシーズン2で、今回は3人がひとつのチームとなって起業するというシチュエーション。しかも全員が2000年生まれということもあってか、非常に和気あいあいとした、平和な空気の流れるインタビューとなった。お互いに目を配りつつフォローしあうところも多く、チームワークの良さはドラマ本編でも感じることができるのではないだろうか。

オリジナル連続ドラマ『量産型リコ –もう1人のプラモ女子の人生組み立て記-』は、いよいよ6月29日（木）深夜24:30よりテレビ東京系にてスタート。
YouTube LINKL PLANET公式チャンネルでは、前作『量産型リコ –プラモ女子の人生組み立て記-』が、6月29日（木）23:59まで順次無料配信されているので、ぜひチェックして放送に備えよう。

（ガンダムインフォ編集部）

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以上

【該当ツイート】

【番組名】
木ドラ24『量産型リコ –もう1人のプラモ女子の人生組み立て記-』

【放送局／放送日時】
●テレビ東京系（テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送）
　2023年6月29日（木）スタート　毎週木曜深夜24:30～25:00（深夜0:30～1:00）
●BSテレ東、BSテレ東4K
　2023年7月4日（火）スタート　毎週火曜深夜24:00～24:30（深夜0:00～0:30）

【配信】
動画配信サービス「Lemino」にて放送直後配信
広告付き無料配信サービス「ネットもテレ東」（テレビ東京HP、TVer）にて見逃し配信

【出演】
与田祐希（乃木坂46）、望月 歩、前田旺志郎、市川由衣、矢柴俊博／藤井夏恋、石田悠佳（LINKL PLANET）、天川れみ（LINKL PLANET）、森下能幸、マギー／田中要次

【原案・企画・プロデュース】
畑中翔太（BABEL LABEL）

【脚本】
マンボウやしろ、畑中翔太、オコチャ、山元悠加

【監督】
三石直和、ヤングポール

【プロデューサー】
漆間宏一（テレビ東京）、寺原洋平（テレビ東京）、涌田秀幸（C＆Iエンタテインメント）

【制作】
テレビ東京 / C＆Iエンタテインメント

【制作協力】
BANDAI SPIRITS

【製作著作】
「量産型リコ」製作委員会2023