「Q．7月3日は『なみだの日』！なみだのガンダムソングと言えば？」は泪のムコウが1位！【6/19～26】

が42ポイント弱の支持を集めた。『機動戦士ガンダム00』2nd Seasonのオープニングテーマだ。他人を押し除けてまで自分の幸せを求めたくはないと、我慢の涙を乗り越えた先にある優しい幸せを探している“彼女”。それを見て、2人で涙をのり超えて行けば、虹が輝く世界にいけると励まそうとする、そんな気持ちを歌った曲だと思った。
筆者がこの曲にぴったりだと思った女性はアニュー・リターナーである。ライル・ディランディと気持ちを通じ合わせたが、リボンズの脳量子波によって意識を完全に乗っ取られ、戦死してしまった。ライルは家族の墓の隣にアニューの墓を作り、彼女を弔っている。そんなライルにはアニューの涙のむこうが見えていたように思えるのだ。

第2位は「オルフェンズの涙」が37ポイント弱の支持を集めた。冒頭のとても力強い歌唱力、その祈りに近い歌声がとても印象的な曲である。『鉄血のオルフェンズ』の第1期 1stオープニングテーマで、三日月・オーガスやオルガ・イツカたちのつらく悲しい気持ちや、そして未来への希望を表現しているように感じる。現代を生きる人々の心をも揺さぶる歌詞に引き込まれた人が多かったようだ。
第3位は「流星のナミダ」が19ポイント弱の支持を集めた。『ガンダムUC』episode 1「ユニコーンの日」の主題歌である。捕まえたと思ったら、すぐ離れていってしまうオードリー・バーン。どこにいても、彼女の声が聞こえれば、すぐに飛んでいって全てを優しく包み込むバナージ・リンクスの気持ちを歌っているように感じた。この歌詞での涙は、宇宙を流転してきたオードリーの悲しみを表しているのだと思う。
第4位は「破線の涙」が3ポイント弱の支持を集めた。『THE ORIGIN』より、ルウム戦役で華々しいデビューを飾るシャア・アズナブル（キャスバル・レム・ダイクン）のシーンが思い出される。父を殺され、母を幽閉され、長く続く悲しみから妹のアルテイシア・ソム・ダイクンを守るために、そして復讐を果たすために、できることをやる。そういうシャアの決意を感じた。

アニメの楽曲を聴くだけで、作品そのものや印象的なシーンを思い出すきっかけとなるものである。改めて楽曲を聴き直してみたが、歌詞に込められた意味を想像し考えることは、キャラクターの気持ちに寄り添うことができて感慨深かった。
読者のみなさんも「なみだの日」にちなんで、アニメを見た当時の記憶を思い出しながら、もう一度楽曲を楽しんでみてはいかがだろうか。

（ガンダムインフォ編集部）