METAL BUILD。これに選ばれるモビルスーツは一つの栄誉を勝ち得たといえよう。その名の通りの金属パーツを使った重量感と存在感は他のモデルと一線を画すものがある。その形状もコンセプトから再構築され、現代の解釈と技術が加えられて進化しているのだ。その仕上がりは写真を見ただけで感じられるほどである。そのシャープな陰影と各エッジの面の取り方、極めつけはそのポージングである。絵になっているのだ。思わず、ため息がでてしまう。ああっ、これがあったら、おいしいお酒が飲めそうだ。

この「METAL BUILD エールストライクガンダム」の出来は尋常じゃない。ということで、今回はこの次に期待するガンダムを調査してみた。

が29.1ポイントを獲得した。2位のプロヴィデンスガンダムとは0.1ポイントの僅差であった。フリーダムガンダムやデスティニーガンダムはすでに登場しているので、今回の選択肢から外れている。キラとシンの機体はMETAL BUILD化されているのに、アスランの機体が無い。放送当時はキラとアスランで人気を二分するほどだったことを考えると、アスランのファンにはちょっと辛い。ファンに女性が多かったことも影響しているのかもしれないが、赤い機体だし、ぜひとも何とかして欲しいものである。

が29.0ポイントの支持を集めた。『機動戦士ガンダムSEED』のラスボスだったラウ・ル・クルーゼが搭乗し、その特殊な空間認識能力によりドラグーン・システムを使いこなしてキラのフリーダムと互角の戦いをした。クローンとして生まれ人類を悲観し、世界の破滅を目論むようになったラウ。彼の気持ちを考えると、放送当時は、そのグレーの機体が十字架のような、棺桶のような、ダークな印象を感じたものである。しかし、今やゲームの世界ではフリーダムに対抗できる貴重なユニットとして、ファンが増えているようである。

この夏の暑さは異常であった。家に帰ると、まず水でシャワーを浴びないと気が済まないほどである。そして、冷えたビールかコーラをきゅっと1本飲んで、それからロックグラスにウイスキーを回し入れて落ち着くのだ、シャアのように。その時に冷蔵庫で冷やしたMETAL BUILDがあれば、さらなる涼を感じることができそうだ。そのシャープな姿を眺め、触れて冷気を感じられそうである。なんなら一緒に寝てもいい。この夏には冷えたMETAL BUILDが必要なのかもしれない。

（ガンダムインフォ編集部）