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2019年7月1日 (月)

「Q.「劇場版『機動戦士ガンダム』シネマ・コンサート」8/16・17開催!「劇場版『機動戦士ガンダム』」でアムロの名セリフといえば?」は「二度もぶった!……おやじにもぶたれたことないのに……」が1位!【6/17~6/23】

ガンダム国勢調査 第616回

Q.「劇場版『機動戦士ガンダム』シネマ・コンサート」8/16・17開催!「劇場版『機動戦士ガンダム』」でアムロの名セリフといえば?

映画の歴史は画質と音質の歴史でもあった。画面はモノクロからカラーになり、テレビに対抗してワイドスクリーン化が進んだ。音はサイレント映画(セリフ音響なし)からトーキー(発声映画)になり、ステレオ、サラウンド化している。注目したいのはサイレント時代である。上映時は無音などではなく、海外ではオーケストラやバンドによる音楽が付くことが多く、日本では活動弁士が活躍したそうだ。驚くことに、当時はトーキーになると芸術性が失われると考えた関係者もいたようである。しかし、オーケストラによる生演奏だったら芸術性は高くなるだろう。

そんな芸術性の高いちょっと贅沢な上映会が「ガンダム」作品で行われる。8月16日(金)・17日(土)に東京オペラシティにて開催される、ガンダム40周年イベント「劇場版『機動戦士ガンダム』シネマ・コンサート」である。コンサートでは、シリーズ第1作目の劇場版『機動戦士ガンダム』のセリフや効果音とともに、フルオーケストラの生演奏が楽しめるコンサートだ。ということで、今回は劇場版『機動戦士ガンダム』からアムロのセリフに着目してみた。

 

 

が約半数の支持を集めた。ゆっくり休むことができずに疲労とストレスがたまり、駄々をこねるアムロ。彼の頬にブライトの平手が飛んだ。平時であれば、なにかと問題になりそうだが、戦時の非常事態である。アムロが出撃してくれなければ、ホワイトベース全員の命が危ない。言葉で説得するには時間がかかる。敵が迫り判断が求められる重圧の中、ブライトは手を上げてしまった。より意固地になるアムロに「それだけの才能があれば貴様はシャアを越えられる奴だと思っていた。残念だよ」と、実はアムロに期待していたことを伝え、なんとか気持ちを変えることができた。そう、叱るというのは期待するからこそだったのだ。

 

 

が18ポイント強の支持を集めた。サイド7に侵入したザクの攻撃から逃れるうちに軍事機密の最新兵器ガンダムを見つけ乗り込んだアムロ。マニュアルを見ながら必死に操作してなんとか起動させることができた。ザクマシンガンの攻撃を受けながら、初めて乗るガンダムを操作できるなんて「すごいな~」と思いながら、片足をトレーラーから下ろすその足の重量感にドキドキしたものである。もちろん気分はアムロになりきっている。しかし、ビームライフルはもっていない。あ~そうか、頭にマシンガンがあるのか。そうか~ビームサーベルというのがあるのか~。と、ワクワク、ドキドキしながら見ていた。まさに反撃の嚆矢となるアムロの言葉である。

 

 

「劇場版『機動戦士ガンダム』シネマ・コンサート」では、フィルムはそのままに、最新技術APS(オーディオ・プロセッシング・サービス)が用いられ、1981年の映像と最新技術の融合を大スクリーンで楽しめる。そこに加わる、フルオーケストラの生演奏は場の臨場感をアップさせて、アムロたちのセリフがより鮮明に浮かび上がりそうである。

昭和から平成へとなり、デジタル化により画質と音質の再現性がアップした。だが、最高の音の再現とは、実は生演奏である。スピーカーやアンプを通さない生の音。それを再現するためにさまざまな努力を重ねてきた。しかし生の音には決してなれない。デジタル化で消えてしまう音域や音の圧力。それらは「微妙なもの」かもしれないが、クラシックのコンサートを聴いた時には、理屈では感じられないものを体に感じることがある。ある人には「指揮者の思い」が加わっているからではないかと言われた。「音の微細な部分」と「思い」によって生まれた新たな空間。そこでアムロのセリフを聞いてみたら、また、あらたな「ガンダム」の面を感じることができそうである。あ~聴いて感じてみたい。

 

 

(ガンダムインフォ編集部)

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