2023年6月19日 (月)
ガンダムパワーワード第289回「誰だって不幸になりたくないさ」
第289回
誰だって不幸になりたくないさ
――沙慈・クロスロード
(『機動戦士ガンダム00』2nd Season 第3話より)
ソレスタルビーイングの登場まで「世界は平和だった」と述懐する沙慈・クロスロードに、その平和が大勢の犠牲の中で成立している偽りのものであると刹那・F・セイエイは斬り捨てます。それに対する沙慈の反論です。
例えそれが欺瞞の平和であっても、沙慈にとっては姉の絹江・クロスロードやガールフレンドのルイス・ハレヴィが無事でいる世界の方が、平和で幸せなものだったからです。
例えそれが欺瞞の平和であっても、沙慈にとっては姉の絹江・クロスロードやガールフレンドのルイス・ハレヴィが無事でいる世界の方が、平和で幸せなものだったからです。
ここがポジティブ!
他人を蹴落としたり貶めたりして幸せを保つことは良いこととは言えませんが、不幸になりたくないという強い意志は、日常生活を送る上でひとつのモチベーションになるでしょう。
沙慈も強欲に大きな幸せを望んだわけではなく、家族や友人、恋人との穏やかな日々を望んだだけのことでした。近しい人の幸せを願い、他人を貶めずに不幸を回避する――そうした沙慈の考えは、切迫した情勢の中では無効化されるかもしれませんが、安定した日々の暮らしにおいては大切なものと言えるのです。
沙慈も強欲に大きな幸せを望んだわけではなく、家族や友人、恋人との穏やかな日々を望んだだけのことでした。近しい人の幸せを願い、他人を貶めずに不幸を回避する――そうした沙慈の考えは、切迫した情勢の中では無効化されるかもしれませんが、安定した日々の暮らしにおいては大切なものと言えるのです。
(ガンダムインフォ編集部)
関連サイト
あなたへのオススメ
編集部イチオシ
PREMIUM BANDAI
プレミアムバンダイ