週末はランナーを持って参加しよう！「ガンダムR（リサイクル）作戦 FINAL 2021」イベントレポート

バンダイナムコグループの横断プロジェクト「ガンダムプロジェクト」の1つ、「ガンダムR（リサイクル）作戦 FINAL 2021」が、今週末11月20日（土）・21日（日）に、東京・新宿住友ビル 三角広場で開催される。入場・参加料無料。

「ガンダムR作戦 FINAL 2021」は、10月20日（水）より約1か月間、全国各地で展開してきた「ガンダムR作戦」のフィナーレを飾るイベント。ファンの協力により回収された約1トンのランナー（プラモデルの枠の部分）を一堂に集め、実物大の「1/1 ガンダムヘッド」を作成したほか、作家でメディアアーティストの落合陽一さんやクリエイティブカンパニー・NAKED, INC.とのコラボレーション作品も展示される。

また、最先端技術「ケミカルリサイクル」によって、ガンプラを新たなプラモデル製品へと生まれ変わらせることを目指すプロジェクトも展開。本イベントにて、ケミカルリサイクルの研究についても発表する。

会場で利用する電力は「みんな電力」の協力により、再エネ100％で運営。イベント開催中、新宿住友ビル 三角広場の会場使用から算出したCO2排出量に対してJ-クレジット（再エネ由来）購入を通じてカーボン・オフセットを実施している。

開催に先駆け、本日11月19日（金）にオープニングセレモニーが実施されたので、その様子をお届けしよう。

オープニングセレモニーでは、「ガンダムR作戦」のプロデューサーである株式会社BANDAI SPIRITS 田口博丈さん案内のもと、目玉である「1/1 ガンダムヘッド」やアーティストとのコラボ作品を見ることができた。

まず目を引くのは、会場入り口に展示してある「1/1 ガンダムヘッド」。3000枚もの色違いのランナーをうまく組み合わせて作られたガンダムの頭部に、来場者も皆足を止め見入っていた。会場内にはパーテーションや天井部までかなりの枚数のランナーが飾り付けられ、本イベントのテーマである「リサイクル」を体現したものとなっていた。

もう1つの目玉である、アーティストとコラボレーションしたインスタレーション展示では、「可塑庵（ぷらあん）」の製作者である落合陽一さんと「NAKED FLOWERS（ネイキッドフラワーズ）」を製作したNAKED, INC.ディレクター・山王堂史恵さんがゲストとして登場。落合さんは茶道が好きで習っていたということもあり、茶人の「地産地消」の考え方から、廃ランナーと茶室の融合を思いついたそうだ。室内の掛け軸には溶けていくランナーをイメージした映像を流し、ランナーでできた壁からは木漏れ日のような美しい光の差し込みで「詫び寂」を表現。そして、外側の壁には落合さんが好きな「ゴッドガンダム」の光輪をイメージしたデザインが描かれている。「NAKED FLOWERS（ネイキッドフラワーズ）」はリアルとバーチャルの垣根を超えたランナーを使用したサスティナブル作品で、現実ではアロマを楽しむことができ、専用アプリ「NAKEDINCPLAY!」では花が咲くAR体験を楽しむことができるとのことだ。廃ランナーを活かした素晴らしい作品とともに、それを作るきっかけや込められた想いが語られた。

その他にもリサイクルを楽しみながら学べる展示やエコプラ商品など、ガンプラでリサイクルを学ぶことができるコンテンツが用意されており、家族連れでも楽しめるようになっている。

最後に田口さんから「ガンダムを旗印として、今後もファンと一緒にサステナブルに取り組んでいきたい」という挨拶でオープニングセレモニーは終了した。今週末は、ぜひ足を運んでみよう。

【開催日】
2021年11月20日（土）・21日（日）10:00～19:00

【会場】
新宿住友ビル 三角広場
（東京都新宿区西新宿2丁目6番1号）

【入場・参加料】
無料

※実施内容に関してはこちらの記事をご覧ください。