『機動戦士ガンダム 水星の魔女』市ノ瀬加那＆Lynnが登場！「LINK THE UNIVERSE」ステージレポート

ガンダム総合イベント「GUNDAM NEXT FUTURE」（ガンダム ネクスト フューチャー）の1つ「LINK THE UNIVERSE」（リンク ザ ユニバース）が、7月14日（木）に神奈川・山下ふ頭にある「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」（GFY）でプレス向けに開催された。

本記事では、ステージの模様をお届けしていこう。
なお、会場内で展示された商品の写真は、こちらの記事をご覧ください。

ステージのはじめに、バンダイナムコグループのチーフガンダムオフィサー・藤原孝史さんが登壇。
ガンダムシリーズのTVアニメーションとして『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』から約7年ぶりとなる最新作『機動戦士ガンダム 水星の魔女』について、「A.S.（アド・ステラ）いう新しい時代設定を舞台に、ガンダムシリーズ初の女性主人公という新しい様子を加えた待望の新作です」と説明。10月より毎週日曜17:00からMBS/TBS系全国28局ネットでの放送開始に期待を寄せた。

また、『水星の魔女』の公開を記念した大型企画「GUNDAM NEXT FUTURE」は、「LINK THE UNIVERSE」だけでなく、ガンプラを中心とした「GUNDAM NEXT FUTURE -THE GUNDAM BASE POP-UP TOUR -」（ガンダムベース ポップアップツアー）や、今週末7月16日（土）から神奈川・横浜を皮切りに全国5都市を巡回する「BASE SERIES」（ベースシリーズ）を実施していることを紹介。

「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」の再開についても、「長期のメンテナンスを経まして、さまざまな新しい要素を加えて営業を再開します。しっかりと皆さまをお迎えする準備をしてまいりましたので、ぜひ多くのガンダムファンにお越し頂ければと思います」と笑顔を見せる。
ガンダムシリーズが43年を迎え、「今後も新しいガンダムを制作、そして皆さんにお届けしたいと思います。また、皆様の期待を超えられるような世界規模でのさまざまな企画を考えてまいります。ぜひ今後のガンダムにご期待いただければ」とアピールした。

次に、本イベントのメインである、世界の実物大ガンダム立像に“動くガンダム”を加えた全4体の立像がリアルタイムでリンクする、史上初のスペシャル演出をお披露目。
横浜の“動くガンダム”、お台場の「実物大ユニコーンガンダム立像」、上海の「実物大フリーダムガンダム立像」、福岡の「実物大ν（ニュー）ガンダム立像」の計4体を、ガンダム作品のBGMやレーザー演出で同時連動させる初の試みで、スケール感のある新演出が実施された。

次に、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』アニメ本編の前日譚「PROLOGUE」を初公開。
「PROLOGUE」の映像のラストには、『水星の魔女』アニメ本編の先行カットを含んだ「本編予告PV」も収録されており、本作の放送が待ち遠しくなる内容であった。

「PROLOGUE」は、「GUNDAM NEXT FUTURE」の各会場で実施する上映会で見ることができるほか、一部のイベントで配布されるチケットから参加可能な期間限定の“オンライン試写会”でも視聴できる。
詳しい視聴方法は、「GUNDAM NEXT FUTURE」公式サイトで確認しよう。

続いて、『水星の魔女』のメインキャスト2名が解禁され、主人公のスレッタ・マーキュリーを演じる市ノ瀬加那さんと、ミオリネ・レンブランを演じるLynnさんが登壇。
「LINK THE UNIVERSE」の感想を問われると、「ものすごく壮大な企画を実際に見ることができて光栄です。ライトアップが綺麗ですね」（市ノ瀬）、「最初のアニメーションで歴代の主人公達が出てきて“胸アツ”なところと、4か所同時の演出を目の当たりにして、鳥肌が立ちました。めちゃくちゃ感動しまして、本当に綺麗で素晴らしかったです」（Lynn）とコメント。4つの会場がひとつに繋がったイベントに喜びを見せた。

続いて、「PROLOGUE」の話題へ。「PROLOGUE」の登場キャラクターのエリクト・サマヤは、スレッタも演じている市ノ瀬さんがCVを担当しており、市ノ瀬さんは「まず皆さんに見ていただくことができて、ホッとしています。『PROLOGUE』の内容が壮大すぎて何度も鳥肌が立ちましたし、もう4～5回見ていますが、毎回最後で涙しています。最後の拍車のかかる、あの臨場感のあるシーンは、とても素敵だと思いました」と話す。
また、Lynnさんは、「涙なくしては見られない、という感じですね。短い中に、いろいろな登場人物たちの思いが交錯して……すごく苦しい思いや温かい気持ちもあったり、ここから繋がる『水星の魔女』の世界ってどういう風になっていくんだろう？という、期待感が高まるお話だと思います」と感想を述べた。

次に、それぞれ出演が決定したときの気持ちを問われ、市ノ瀬さんは、「一次審査のテープオーディションがありまして、その時に“今回のガンダムは女性主人公でやるんだ”という驚きがありました。合格の連絡が来た時には、夢のような気持ちになりましたね」と当時を振り返る。
Lynnさんは、「子供の頃、ガンダムが大好きで見ていました。声優になれたからには、“いつかガンダムに乗ってみたい”っていう夢を抱いていました。今回、もしかしてその夢が叶うかもしれないと思い、いつも以上に気合いを入れてオーディションに参加させていただきました。決まった連絡をいただいた日が、自分の誕生日だったので、最高の誕生日プレゼントになりました」と大きな喜びを浮かべていた。

続いて、2人が演じるキャラクターについて。
市ノ瀬さんはスレッタについて、「内向的で、コミュニケーションをとるのがちょっと苦手な子です。苦手でも、一生懸命と伝えようとする子なんですよ。そういうところは素直に素敵だなと思いますし、私にも人見知りなところがあるので、（スレッタの気持ちに）“わかる、わかるよ！”と思いながら演じていました」と、自身とスレッタが重なる部分があると語る。
Lynnさんはミオリネについて、「お父さんに対してすごく反抗心を抱いていて、結構気が強い女の子なんですよ。自分の生きる道は自分で切り開いていきたい、という気持ちを持っている子で、自分も共感できるので気持ちを込めやすいです」とキャラクターを分析しつつ、ミオリネに理解を示した。

そして、『水星の魔女』のガンプラ紹介コーナーへ。「HG ガンダムエアリアル」と「Figure-rise Standard スレッタ・マーキュリー」、「HG ガンダムルブリス」「HG ベギルベウ」が登場し、「かっこいいですね！エアリアルは、腰のくびれや肩のまるみが女性らしいですね」（市ノ瀬さん）、「めっちゃテンションあがりますね！後ろからみてもすごく愛おしいです。360度どこから見てもかっこいいです」（Lynn）とコメントした。

次に、市ノ瀬さんがガンダムハンドを使った“動くガンダム”遠隔操作デモへ。スレッタの表情集から、胸元でサムズアップ（親指を立てるジェスチャー）しているイラストと同じポーズを実践する。
体験した感想には、「すごいことですよこれは！なかなか体験できないことを今体験できたな、と思いますし、“私がガンダムだ！”みたいな気持ちです（笑）」と満面の笑みを浮かべた。

最後に、「本日はありがとうございます。10月から『水星の魔女』放送スタートということで、私もいちガンダムファンとして、非常に楽しみでワクワクドキドキしております。キャラクターの心にしっかり寄り添って、素敵な作品を届けられるように頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします」（Lynn）、「ガンダムは、日本のアニメ業界・アニメ文化を作ってきた作品の1つだと思っています。そんな作品に携われることが本当に光栄です。歴代のガンダムに携わってきた先輩方のバトンを受け継いで、『水星の魔女』の主人公をしっかり演じられたら、と思っています。また次のバトンを渡せるように、皆さんにとって素晴らしい作品になれば良いなと思います。放送はもうちょっと先になってしまうんですけれども、楽しみに待っていてくだされば嬉しいです。ぜひ10月からの放送よろしくお願いいたします」（市ノ瀬）とコメントがあり、世界が注目するイベントは幕を下ろした。