ガンダムクロスウォー「共闘戦線」地域No.1決定戦 9月11日開催の愛知＆大阪大会イベントレポート

リアルでもスマホでも遊べるカードゲーム「ガンダムクロスウォー」では、ブースターパック・自販機ブースター「共闘戦線」の発売を記念した地域No.1決定戦が開催された。

イベントは、9月3日（土）から9月22日（木・祝）にかけて全国8会場で開催され、いずれも上位入賞者には10月23日（日）に開催される「JAPAN CHAMPIONSHIP 2016 初代王者決定戦」への参加資格が与えられる予選大会を兼ねている。
9月11日（日）には愛知「ホビーステーション 大須万松寺通店」と大阪「カードボックス日本橋店」で開催され、数多のプレイヤーが激しい戦いを繰り広げた。それではさっそく、各会場の模様をレポートしていこう。


■愛知会場「ホビーステーション 大須万松寺通店」（9/11開催）

決勝戦は、青緑デッキの「カワイ」さんと、緑赤デッキを使う「キヨ」さんの対決に。

1戦目は、キヨさんの先攻。
1ターン目はキヨさんが「マゼラアタック」を出して終了。
2ターン目、キヨさんが追加で「ザクII改（バーニィ機）」を出して母艦へアタック。後攻のカワイさんも「マゼラアタック」を出して「マゼラアタック」と相打ちをとって終了。
3ターン目、キヨさんは「ウイングガンダム（バード形態）」を出撃させて攻撃。返しのカワイさんは「SP02-003 ガンキャノン」を出撃させて「ザクII改（バーニィ機）」を行動済に。攻撃対象はもちろん母艦。

4ターン目。キヨさんのデッキが真価を発揮する。「シェンロンガンダム」を出撃させて、「破壊工作」が発動。「ウイングガンダム（バード形態）」が出ているので対象を「ミハル・ラトキエ」にして行動済にする。そして「ウイングガンダム（バード形態）」と「シェンロンガンダム」で母艦へ6ダメージ。後攻のカワイさんは3コストで「モビルワーカー MW-01 01式 後期型」を出して「ザクII改（バーニィ機）」と相打ち。「ガンキャノン」で母艦を攻撃して終了。

▲「共闘戦線」で追加された新カードで【破壊工作】の効果を相手ブリッジにあるクルーカードに対しても指定できるようになる。生存能力も高いので場に残りやすい。

5ターン目。キヨさんが「SP02-018 エルメス」から「SP02-019 シャア専用ゲルググ」を出したところでカワイさんが投了した。

2戦目はカワイさんが先攻。

1ターン目はカワイさんが「マゼラアタック」を出して終了。
2ターン目、カワイさんが1ターン目に出した「マゼラアタック」で母艦へ攻撃しただけで、その他の動きはお互い無し。
3ターン目、先攻のカワイさんは「イフリート改」を出して「マゼラアタック」で母艦へ攻撃。後攻のキヨさんは「ウイングガンダム（バード形態）」を出撃させて「マゼラアタック」を処理して終了。

▲今回の地域No.1決定戦でどの会場でも暴れているカード。戦闘力だけでなく、攻撃時の1ドローが支持される理由であろう。

カワイさんの4ターン目。「イフリート改」で母艦攻撃後、「ザクII改（バーニィ機）」に「ムウ・ラ・フラガ」を搭乗させて出撃、「ウイングガンダム（バード形態）」を攻撃して一方殺をとる。余った1コストでカウンターを伏せて終了。キヨさんの4ターン目。かなり悩んだ末、「ザクII改（バーニィ機）」を出し母艦を攻撃。オープンしたカウンターは「第1戦闘配置」だった。

5ターン目。カワイさんはまた「イフリート改」で母艦攻撃後、手札から「SP02-001 ガンタンク」を出撃さる。さらに「ザクII改（バーニィ機）」＆「ムウ・ラ・フラガ」で母艦へ追加のダメージ。さらにカウンターを1枚伏せてターンエンド。
後攻のキヨさんは「マゼラアタック」に「ニムバス・シュターゼン」を搭乗させ出撃。攻撃目標は「ザクII改（バーニィ機）」だったが、カウンター「第1戦闘配置」が発動。それを見て今度はキヨさんが投了した。

3戦目はキヨさんが先攻。

なんと先攻の3ターン目までブリッジのカード内容を除いて1戦目と全く同じ展開に。後攻のカワイさんは「モビルワーカー MW-01 01式 後期型」に「三日月・オーガス」を搭乗させて「ウイングガンダム（バード形態）」を処理した。

そして4ターン目のキヨさんの攻撃。出撃させたのは「シェンロンガンダム」。カワイさんのブリッジに「ニムバス・シュターゼン」が出ていたため行動済に。攻撃は全て母艦へ。返しのカワイさんは何とか「ザクII改（バーニィ機）」を出撃させて、「ザクII改（バーニィ機）」同士で相打ち。「モビルワーカー MW-01 01式 後期型」と「シェンロンガンダム」で相打ちを取り、盤面のユニットは一掃するも母艦へ反撃できないつらい状況。

5ターン目。キヨさんが繰り出したのは「アルトロンガンダム」＋「三日月・オーガス」。カワイさんのブリッジにいた「三日月・オーガス」と「ニムバス・シュターゼン」を行動済にさせつつ、母艦へ攻撃。カワイさんは残っている3コストで「モビルワーカー MW-01 01式 後期型」を出して「アルトロンガンダム」と相打ちで終了。

▲「トールギスII」とのコンボで注目を集めがちな「アルトロンガンダム」だが、コスト5で【破壊工作：2】はやはり侮れない効果だ。「ウイングガンダム（バード形態）」さえ処理されていなければ、もっと一方的な展開になっていたかもしれない。

そして6ターン目。キヨさんのブリッジに緑3コストがそろい、「エルメス」に「プルツー」を搭乗させて出撃。それを見たカワイさんが投了を宣言し、キヨさんの優勝が決定した。

優勝者 キヨさんの緑赤デッキ


【ユニットデッキ】

BT01-040	マゼラアタック	4枚
BT02-031	キュイ	2枚
SP02-012	ザクII改（バーニィ機）	4枚
SP02-017	イフリート改	4枚
SP02-018	エルメス	4枚
SP02-019	シャア専用ゲルググ	4枚
BT03-043	サイコ・ザク（ダリル機）	1枚
SP01-057	ヤクト・ドーガ（クェス機）	2枚
BT03-116	シェンロンガンダム	4枚
SP02-049	ウイングガンダム（バード形態）	4枚
SP02-051	アルトロンガンダム	4枚
SP02-054	クロスボーンガンダム魔王	1枚
SP02-056	黒の部隊	2枚

【キャラデッキ】

SP01-075	プルツー	1枚
BT01-159	三日月・オーガス	2枚
SP02-058	ニムバス・シュターゼン	2枚
BT01-072	ギレン・ザビ	6枚
PR-C002	オードリー・バーン	1枚
BT03-137	ロニ・ガーベイ	4枚
BT03-138	シャア＆ハマーン	4枚

【サイドボード】

BT03-034	ザクキャノン	2枚
PR-U006	サザビー	3枚
SP02-056	黒の部隊	2枚
BT03-131	弱い者が戦ったりするな！	2枚
BT01-157	ムウ・ラ・フラガ	1枚

■大阪会場「カードボックス日本橋店」（9/11開催）

大阪会場の決勝戦は、緑単色デッキの「イチゾエ」さんと青緑デッキの「イワクニ」さんが対決することとなった。

1戦目は先攻はイチゾエさん。
2ターン目までお互いブリッジに「三日月・オーガス」と「ニムバス・シュターゼン」が並び、ユニットは無し。
3ターン目。イチゾエさんは「マゼラアタック」を出撃させ、母艦へアタック。イワクニさんは「モビルワーカー MW-01 01式 後期型」で「マゼラアタック」を処理。
4ターン目。イチゾエさんは「イフリート改」に「ニムバス・シュターゼン」を搭乗させて出撃し、「モビルワーカー MW-01 01式 後期型」を処理。お互いにドローが進む。返しのイワクニさんは「SP02-001 ガンタンク」、「ザクキャノン」と出して、「ザクキャノン」で「イフリート改」と相打ち。
勝負はイチゾエさんが攻め込むもイワクニさんが青の回復などを使ってしのぎ、一進一退の攻防を繰り返す長期戦へ。

▲今大会、青使いはかなり使っていた新しい「ガンタンク」。効果は強力なものの、自分にも影響があるので混色で使うにはリスクを伴う。

9ターン目の時点でイチゾエさんの盤面には「キュイ」のみで母艦耐久値は「26」。対するイワクニさんは「三日月・オーガス」の乗った「フルアーマー・ガンダム（イオ機）」と「サイコ・ザク（ダリル機）」。さらにカウンターが2枚伏せられた状態で母艦耐久値は「12」。
イチゾエさんは「シャア専用ゲルググ」＋「三日月・オーガス」で母艦に8ダメージ。カウンターは「第1戦闘配置」だった。もう1枚のカウンターを処理するため「キュイ」で「サイコ・ザク（ダリル機）」へ攻撃宣言。カウンターは「嘘だといってよ、バーニィ」。これ以上攻められないと判断してターンエンド。
母艦耐久値「4」まで追い詰められたイワクニさんはまずは「ザクキャノン」で「シャア専用ゲルググ」と相打ち。その後、2枚目の「フルアーマー・ガンダム（イオ機）」出して、そのまま母艦へ攻撃。戦闘ダメージ3に加え、回復時の追加ダメージ6がイチゾエさんの母艦に襲い掛かる。さらにもう1枚の「フルアーマー・ガンダム（イオ機）」と「サイコ・ザク（ダリル機）」でも母艦を攻撃し、このターンで母艦耐久値を5対11と逆転。さらにカウンターを2枚伏せて終了。

▲2枚並んだ時の攻撃力はこの戦いでも証明された。「共闘戦線」では「リゼルC型」を特攻させて回復しつつダメージといった動きをするデッキも見かけている。

10ターン目。イチゾエさんは「ザクII改」に「三日月・オーガス」を搭乗させて母艦へ攻撃を宣言。オープンされたカウンターが「第1戦闘配置」なのを確認すると、ここで投了を宣言。20分にも及ぶ熱い1戦目はイワクニさんの勝利で終わった。

2戦目開始前。サイドボードチェンジが行われ、イチゾエさんは「アプサラスI」と「ソロモン防衛線」各2枚を外し、「サイコ・ザク（ダリル機）」と「ザクキャノン」各1枚、「ザクII改（バーニィ機）」2枚と交換。
イワクニさんは「イフリート改」と「嘘だといってよ、バーニィ」各1枚、「νガンダム（ダブル・フィン・ファンネル装備）」3枚を外し、「アプサラスI」1枚、「ボールK型」と「サイド6」各2枚と入れ替える。

2戦目はイワクニさん先攻。
1戦目とは違い、イチゾエさんが1ターン目「マゼラアタック」、2ターン目「キュイ」、3ターン目「イフリート改」、4ターン目「イフリート改」、5ターン目「エルメス」＋「三日月・オーガス」＆「シャア専用ゲルググ」と絶え間なく攻撃を続け、そのまま押し切った。

運命の3戦目。2戦目同様イワクニさんの先攻。

2ターン目、イワクニさんは「ボールK型」を出撃させる。対するイチゾエさんは「キュイ」で終了。
3ターン目も「ボールK型」と「キュイ」の出撃で終わる。
4ターン目、イワクニさんが「ザクキャノン」を出し、「キュイ」を1体破壊。イチゾエさんの反撃は「エルメス」で「ザクキャノン」を破壊。
5ターン目、先攻は「アプサラスI」を出して「キュイ」を破壊し、カウンターを1枚伏せて終了。後攻は「サイコ・ザク（ダリル機）」に「ニムバス・シュターゼン」を搭乗させて「アプサラスI」へ攻撃。カウンターは「第1戦闘配置」だったが、「アプサラスI」を破壊。

6ターン目。イワクニさんも「サイコ・ザク（ダリル機）」を出して、イチゾエさんの「サイコ・ザク（ダリル機）」を破壊。返しのターン、イチゾエさんはまたも「サイコ・ザク（ダリル機）」を出して、イワクニさんの場のユニットを全滅させる。
この試合はお互いのユニットを潰しあう長期戦の様相を呈す。

▲現環境でも緑の強さを支える1枚。「天空の覇者」で「ウェポン」が追加されればさらに活躍の場が広がるかもしれない。

7ターン目。イワクニさんは「フルアーマー・ガンダム（イオ機）」に「ニムバス・シュターゼン」を乗せて母艦へ攻撃。これまで2色クルーで受けていたダメージが回復して、お互いの母艦耐久値は、イワクニさん「30」、イチゾエさん「23」。後攻のイチゾエさんは「エルメス」で「フルアーマー・ガンダム（イオ機）」に攻撃を宣言。相打ちになってしまう。
ここで両者の表情をうかがうと、どちらもここまでの対戦と、長かった1回戦による疲労が顔ににじみ出ていた。
イチゾエさんは残りのコストで「キュイ」と「グフ・カスタム」を出して「サイコ・ザク（ダリル機）」とともに母艦へ攻撃。母艦耐久度はお互い「23」に。

8ターン目。イワクニさんは「イフリート改」＋「ニムバス・シュターゼン」と「モビルワーカー MW-01 01式 後期型」で「サイコ・ザク（ダリル機）」を処理してエンド。後攻イチゾエさんは3枚目の「サイコ・ザク（ダリル機）」と「イフリート改」を出撃させる。その後、「グフ・カスタム」で「イフリート改」を、「サイコ・ザク（ダリル機）」で「モビルワーカー MW-01 01式 後期型」を破壊。「イフリート改」と「キュイ」で母艦を攻撃して終了する。

9ターン目。先攻イワクニさんは「サイコ・ザク（ダリル機）」と「アプサラスI」を出撃させて、イチゾエさんの「サイコ・ザク（ダリル機）」と「イフリート改」を破壊。
後攻のイチゾエさんはなんと4枚目の「サイコ・ザク（ダリル機）」を出撃させる。これにはたまらずイワクニさんも捨て札を確認。さらに「イフリート改」に「ニムバス・シュターゼン」を乗せて出撃。「サイコ・ザク（ダリル機）」でイワクニさんの「サイコ・ザク（ダリル機）」を、「イフリート改」で「アプサラスI」を処理し、残りで母艦を攻撃。

10ターン目。イワクニさんは「サイコ・ザク（ダリル機）」と「フルアーマー・ガンダム（イオ機）」を出し粘るも、返しのターン、イチゾエさんが「シャア専用ゲルググ」を出撃させて万事休す。3戦合計して47分にも及ぶ長期戦の末、見事、イチゾエさんが勝負を制した。

優勝者 イチゾエさんの緑単色デッキ


【ユニットデッキ】

BT01-040	マゼラアタック	4枚
BT02-031	キュイ	4枚
BT01-045	ザクII改	2枚
SP02-012	ザクII改（バーニィ機）	1枚
BT01-051	グフ・カスタム	2枚
BT03-034	ザクキャノン	3枚
SP02-017	イフリート改	4枚
PR-U001	シャア専用ズゴック	3枚
PR-U005	モビルワーカー MW-01 01式 後期型	2枚
BT02-040	アプサラスI	2枚
SP02-018	エルメス	4枚
SP02-019	シャア専用ゲルググ	4枚
BT03-043	サイコ・ザク（ダリル機）	3枚
BT02-052	ソロモン防衛線	2枚

【キャラデッキ】

SP02-058	ニムバス・シュターゼン	3枚
BT01-157	ムウ・ラ・フラガ	2枚
BT01-159	三日月・オーガス	2枚
BT01-074	ジオン・ズム・ダイクン	2枚
BT02-054	クラウレ・ハモン	9枚
BT01-072	ギレン・ザビ	2枚

【サイドボード】

SP02-012	ザクII改（バーニィ機）	3枚
BT01-045	ザクII改	2枚
BT03-034	ザクキャノン	1枚
PR-U001	シャア専用ズゴック	1枚
BT02-040	アプサラスI	2枚
BT03-043	サイコ・ザク（ダリル機）	1枚

ガンダムクロスウォー（以下、GCW）では、10月23日（日）に初の大型イベント「JAPAN CHAMPIONSHIP 2016」が開催される。イベントでは「GCW日本代表決定戦」に加え、ガンスリンガーイベント、ペアシールド戦や、特別なレギュレーションの催しも実施予定となっているので、公式サイトの イベントページで詳細をチェックして、ぜひとも参加してみよう。