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2019年01月24日 (木)

『NT』小説&マンガの貴重な制作過程も!『ガンダムNT』スタッフトーク付き上映会「Narra-TALK」第7回レポート

小説の著者・竹内さんとKADOKAWAの石脇さんが登壇!

 

大ヒット上映中の『機動戦士ガンダムNT』では、1月23日(火)に東京・新宿ピカデリーにてスタッフトーク付き上映会「Narra-TALK(ナラトーク)」第7回が開催された。

 

第7回は「ガンダムNTの小説とマンガを語ろう」と題して、小説の著者・竹内清人さんと株式会社KADOKAWAの石脇 剛さん、脚本担当の福井晴敏さん、小形尚弘プロデューサーが登壇。竹内さんが小説を担当するに至った経緯が明かされたほか、貴重なマンガの制作過程も紹介された。

 

 

▲左から福井さん、竹内さん、石脇さん、小形プロデューサー

 

 

登壇した福井さんと小形プロデューサーは、女性客の多かった追加舞台挨拶と比較して「今日は古巣感がある」とリラックスモード。ナラトークは毎週実施で今回が第7回ということもあり、くだけた雰囲気でイベントがスタートした。

 

まず、竹内さんが小説を担当することになった経緯から。

『NT』を小説化するにあたり、もともと小説家である脚本担当の福井さんは多忙を極めており、自ら執筆する余裕がなかった。そこで、福井さんが他作品で一緒に仕事をしたことのある竹内さんにオファーすることになった。福井さんが竹内さんに白羽の矢を立てたのは、ガンダムの知識があるからではなく、ヨナ、ミシェル、リタの3人のドラマをきちんとテキストで書き表してくれると思えたから。実際、竹内さんはそれほどガンダムに詳しくなかったため、福井さん自ら「ニュータイプとは何ぞや?」を深夜に及ぶまでレクチャーし、宇宙世紀の歴史への理解を深めてもらった。レクチャーは長時間にわたったが、竹内さんによると「福井さんの語り口は、まるで“ニュータイプ落語”」、「『ゾルタン様の3分でわかる宇宙世紀!』のゾルタンの語り口は、まさに福井さんそのもの」で、とても面白かったそうだ。

 

レクチャーに加え、福井さんによる小説「不死鳥狩り」と『NT』の脚本を踏まえて執筆にとりかかった竹内さんだが、書き始めてみると随所に織り込まれた宇宙世紀の歴史の膨大な情報量を実感することになる。映画の『NT』は90分と福井さんの作品としては短いのだが、竹内さんは「その90分はzipファイルのようなもので、解凍すると膨大な情報になる」と例える。

また、3人の物語を描くうえで、ミシェルの感情と行動のモチベーションには書きながらも悩まされたそう。そんな時、福井さんが竹内さんに唯一お願いしたのは「ヨナを成長させないで」ということ。これにより、竹内さんの中では「リタとヨナがヒロインで、ミシェルが男役かもしれない」とイメージが固まり、小説が作られていった。

 

『NT』の映画では、圧倒的なスピード感と情報量に、背景にある宇宙世紀と3人の歴史が凝縮されている。見る前でも見た後でも、小説版を読むことでその背景に触れることができるが、福井さんは「ガンダムという作品は、小説(というメディア)と相性が良い」と語る。竹内さんも書くにあたって、富野由悠季監督が書いた小説版の「機動戦士ガンダム」を少し意識して、“ザラっとしたエロ”は入れてみたとのことだ。

竹内さんにとって、ガンダムの小説を書くのは歴史小説を書くようなもので、その歴史を理解しひも解きながら書く必要があった。今回は、特に宇宙世紀を知らない人でも楽しめるように書いたとのことなので、宇宙世紀に詳しくない人でも、ぜひ小説版「機動戦士ガンダムNT」を読んでみよう。

続いて、マンガ版「ガンダムNT」の話題に。コミカライズを大森倖三さんが担当することは、「機動戦士ガンダムUC バンデジネ」などの流れから「ほぼ一択でしたね」と福井さんは振り返る。ただ、その「機動戦士ガンダムUC バンデジネ Episode:0」の連載が佳境だったため、マンガ版「NT」の第1話は作画の大変なメカは避け、子供時代のエピソードとなった。

 

そして、KADOKAWAの石脇さんが、マンガの制作過程を紹介。

まずはネームと呼ばれる構成を作る。福井さんが考えていることを踏まえて、どういう絵にするかを決めていく作業になる。

次は下書き。披露された下書きのメカが細かく描かれているのは、石脇さんによると「メカは描くのに時間がかかるので、先に描いて安心したかったのかもしれないですね」とのこと。

そして、ネームができてからおよそ2週間で原稿が完成する。

 

今回披露されたマンガは、1月26日(土)発売の月刊ガンダムエースに掲載されるとのことなので、ぜひともチェックしてみよう。マンガ版「機動戦士ガンダムNT」のコミックス第3巻は、3月26日(火)発売予定。「機動戦士MOONガンダム」のコミックスも同時発売予定とのことなので、お楽しみに。

最後に登壇者からメッセージがあり、大盛り上がりとなったイベントは幕を下ろした。

 

 

竹内清人さん(ガンダムNT小説担当)

小説版を読んでいただいた方も多いようでうれしいんですけれども、面白かったら他の方にも勧めていただき、劇場でも、またBlu-rayやDVDも出ると思いますので、噛みしめて読んでいただけると『NT』の輪が広まっていくと思います。よろしくお願いします。

 

石脇 剛さん(株式会社KADOKAWA)

大森さんのマンガ版は始まったばかりですけれども、アニメとも小説とも違うかたちで、新規エピソードなども交えながら進めていきますので、ぜひ、よろしくお願いします。

 

福井晴敏さん(脚本)

「ナラトークは次回で最後ですね」と話した時の、客席の皆さんの「残念だな」というよりも「やっと終わる!」という安堵感(笑)。長いことお付き合いいただきありがとうございました。『NT』はまだしばらく劇場公開も続きますし、新しいニュースもお届けできると思いますので、これからもどうぞよろしくお願いします。

 

小形尚弘プロデューサー

『NT』は2月も公開続きますし、福井さんはまたイベントでお呼びしたいと思っています。本当にありがとうございました。来週お会いしましょう。

 

 

なお、『機動戦士ガンダムNT』スタッフトーク付き上映会「Narra-TALK(ナラトーク)」は、最終回となる第8回が1月29日(火)に東京・新宿ピカデリーにて開催される。小形プロデューサーと、4月よりNHK総合テレビにて放送予定の『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の谷口 理プロデューサーが登壇予定。ぜひとも参加してみよう。

 

(ガンダムインフォ編集部)

 

 

ゲストの皆様よりコメントを頂きました!


 

『機動戦士ガンダムNT』トークショー付き上映会「Narra-TALK」<第7回>「ガンダムNTの小説とマンガを語ろう」

[日時]2019年1月22日(火)

[会場]新宿ピカデリー

 

 

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