アニメーション最新作『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』の”第1話先行上映会”が、9月25日（水）に新宿ピカデリーにて開催され、ヒロト役の小林千晃さん、メイ役の渕上 舞さん、フレディ役の加隈亜衣さん、岡本拓也プロデューサーが登壇した。

まずはじめに、役が決まった時の心境を尋ねられると、小林さんは「小学生のときに『機動戦士ガンダムSEED』を見てからずっとガンダムシリーズに触れ続けてきたので、まさか主人公の役に決まるとは思わず、最初は実感が湧きませんでした」とコメント。渕上さんも「その気持ちわかる！」と同意し、続けて「（ガンダムシリーズという）タイトルが大きいので、自分に自信がなくて受かる気がしていなかった」と当時を振り返った。そんな2人のコメントに対し、加隈さんは「『ヤッター！』と小躍り状態でした」と笑みを浮かべた。

本作が初主演となる小林さんは、初めてのアフレコ現場の雰囲気について問われると、「緊張からなのか前日全然寝れなくて……、でも『やるぞ！』という気持ちは大きかったです」と回答。渕上さんと加隈さんは、初日の小林さんの印象について「はじめは寡黙な方なのかなと思いましたが、作品のこと以外についても話してくれる社交的な人だと分かりました」（渕上）、「収録では迷いもなくヒロトに入りこまれていたので、『ヒロトってこういう感じだ』と勝手に納得してしまうくらいしっくりきました」（加隈）と、小林さんの人間性・演技力に好印象だった様子。

▲左から小林さん、渕上さん、加隈さん、岡本プロデューサー

また、自身の演じるキャラクター・メカの印象について問われると、「ヒロトはクールなイメージでしたが、完全に心を閉ざしているわけではなくて、母親やムカイ・ヒナタの前では普通の男子高校生らしいなと感じました。アースリィガンダムは、白と青のカラーリングに興奮しましたし、装備によって別の機体になるのが面白くて、幅広い魅力があるなと思いました」（小林）、「メイも見た目と性格がマッチしたクールなキャラだなと思ったので、自分の思う精一杯の”かっこいい女性”を表現していきたいと思っています。”ウォドム”っていう個性的な機体が、どのような戦い方をしていくのだろうかと個人的に気になっています」（渕上）、「セリフに”可愛らしさ”を感じました。耳の生えたマスコットキャラみたいな男の子をいつか演じてみたいと思っていたので、楽しみながらやりたいです」（加隈）とそれぞれコメントした。

次に、岡本プロデューサーへキャスティングについての質問に移り、「小林さんははじめからヒロトのイメージにものすごく近かったです。感情の機微がわからないクールなメイですが、渕上さんだったら幅のある難しい演技も任せられると感じました。加隈さんの振り切った演技とフレディのキャラクター性は”良い化学反応”が起きたんじゃないかなと思っています」と回答。

また、コアガンダムに搭載される「プラネッツシステム」について、「いろいろなアーマーをつけることで特性が変わって、あらゆるシチュエーションで戦うことができます。近接格闘タイプや重装備タイプだったり、これから出てくる形態も含め、見どころとなっています」と語ったほか、本作とこれまでのビルドシリーズとの違いについては、「今までの明るく楽しい感じは残しつつも、キャラクターを掘り下げる方向で、ちょっと違ったドラマを描かればと思っています」と明かした。

さらに、今後の注目ポイントとして、「最初はバラバラなビルドダイバーズが、どうやってまとまっていくのか、それぞれの人間ドラマにも注目していただけたら嬉しいです」（小林）、「実は、前作でも登場したキャラクターとメイが絡んでいるシーンが出てきます！方向性の違うキャラクター同士の絡み合いが面白いです」（渕上）「第2話でフレディよりも、もう少し小さい可愛い子たちが出てくるので、ぜひ見てほしいです！」（加隈）、「今までとは違ったラインナップを攻めたモビルスーツが出てくる点と、キャラクター達がどういった関係性を築いていくのかという点を楽しんでもらいたいです」（岡本）と思い思いの視点で本作の見どころを語り、大盛況となった本イベントは幕を閉じた。

なお、初回配信となる10月10日（木）20:00は、第1話と第2話の一挙配信が決定。毎週リアルタイムでチャットをしながら楽しめる「プレミア公開」が使用されるとのことなので、毎週木曜日20:00は「ガンダムチャンネル」に集合しよう。

（ガンダムインフォ編集部）