「Q．『ガンダムアーティファクト第3弾』12/19（月）発売！気になるMSは？」はΖガンダムが1位！【11/21～27】

ガンダム食玩「ガンダムアーティファクト第3弾」が12月19日（月）に発売されることから、今回はその中から4体を選んで気になるMSを調査してみた。
ところで「アーティファクト」とはなんだろう？それは人の手によって作られたもの、つまり人工物を表す言葉で、工芸品という意味でもあった。もうひとつは本来、生体内に存在しないが、実験に伴う操作や処理によって細胞や組織に生じてしまった人為的構造、という意味もある。
そして、「ガンダムアーティファクト」はシリーズ通して、「シルエットはオリジナル設定を意識しつつ、工業製品的解釈をディティールに取り入れて造形デザインする」というコンセプトがある。“形状にこだわってよりリアルさを感じられる造形を目指そう”と意欲的にチャレンジされているのだ。
バンダイ キャンディ事業部の開発担当者に本アイテムのこだわりも伺ってきたので、解説しながら結果をみていこう。

が32ポイント強の支持を集めた。Ζガンダムの支持が高まった要因は、この均整の取れたプロポーションであろう。つまりシュッとして凛々しく、かっこいいのだ。
そこに、ポーズの外連味を出すために武器はビーム・ライフルではなく、あえてハイパー・メガランチャーが組み合わされている。そのランチャーの接地部にはランディングギアが追加されていて、安定性向上にも寄与しているのだ。
また、小さな頭部はブレードアンテナも含めて4パーツで構成され、特徴的なフェイスも実現している。

第2位はキュベレイが29ポイント弱の支持を集めた。各パーツは多少誇張されたサイズでデザインされており、キュベレイならではのメリハリのあるシルエットが印象強く再現されている。より強調された肩バインダーにゾクゾクするが、この肩バインダー裏にはビーム・サーベルが別パーツでマウントできるようになっているのだ。加えて、肩バインダーや肘下パーツ、膝、膝下などのパーツを外すと、インナーフレームの造形までも鑑賞することができ、一度で二度楽しい機体となっている。
第3位はスタークジェガンが22ポイントの支持を集めた。この機体の特徴である肩の3連装ミサイル・ポッドの再現はもちろんなのだが、見どころとしては、裏側のプロペラントタンクやスタビライザーの基部に可動を連想させるシリンダーが施されている点だ。重武装の機体ではあるものの、比較的サクサクと組みやすい設計になっているのも嬉しいポイントである。
第4位はグフ・フライトタイプが17ポイント強の支持を集めた。この機体で目を引くのは、腰部に追加されたエアインテーク、大型化した翼とフィンである。また、本機の特徴である脚部のホバー部分をより実機のイメージを取り込むため、つま先と踵をランディングギア的な解釈を施して造形されている。繊細な作りで立体化されながらも、どしっと重厚感のあるバランスがとてもかっこいい。

このシリーズの特徴は肘や膝の関節部に表れている。補助シリンダーが追加されたり、巨大化したりしているのだ。あと足底部はハイヒールのような、ランディングギアがくっついたような構造になっているのが新たな解釈のように感じる。その情報量から、この辺が重そうだ、ここはこう動くのだろうと考えるのもワクワクする。
そして、あえて彩色をせず、ペールオレンジで統一したことが、視線と思考を形状のみに集中させ、我々の想像力をより掻き立てるのである。これらを並べて眺めていると、自分が工業デザイナーになって、形状を比較検討しているような錯覚をする。つまり、「ここはこうした方がいい」「あそこはああしてもいいんじゃないか？」と自問自答し始め、職人の世界に足を踏み入れたような体験ができる。そんな気分を味わいたい人は、ぜひ手に取ってみてほしい逸品だ。