夏恒例のサンライズフェスティバルが好評開催中だ。今年のテーマは「眩き炎の煌めきに幾歳月の刻を織る」で、サブタイトルは「光焔」。輝く炎の中に、あまたの作品群が上映され、サンライズの歴史を垣間見ることができる上映会である。懐かしんで観る人、初めて観る作品にワクワクしている人が一緒の時を過ごす、貴重な空間でもある。本日7月17日（火）には「SDガンダムシリーズ」レイトショーが行われ、中でも超レアな作品である『SDガンダム創世記 ピキリエンタポーレス』が上映されることになった。そこで今回は、好きなキャラクターについて調査してみた。

が34ポイントの支持を得た。白くてふわふわしたマシュマロみたいなキャラが「はにわガンダム」である。ガンダムだとわかるパーツは頭部のV字型のアンテナなのだが、これすらもかわいく控えめである。実はこの「はにわガンダム」は『ガンダムビルドダイバーズ』に登場していた。GBN内を「はにわザク」と仲良く並んで歩く姿をリクとユッキーに見られていたのだ。その際のふたりの驚き様からもその異色感が感じられ、印象に残った人が多かったようである。

が21ポイントの支持を得た。SDガンダム外伝シリーズに登場する光の騎士である。ほぼすべてのシリーズに登場し、多くの作品の最終局面に登場するので、SDガンダムではとても知名度の高いキャラである。また、キャラが融合してできることも多い特殊なキャラである。今回もティラノザクに飲み込まれた「はにわガンダム」、「はにわジム」、「はにわザク」の3体がその体内で融合して誕生した。金色が多いのだが、今回はクリーム色でよりファニー感が強かったと思う。

この『ピキリエンタポーレス』は、異色の設定が多いSDガンダム作品の中でも飛び抜けて異色の作品である。まず、会話の内容がまったくわからない。そして、キャラクターの造形がふわふわしていてかわいいのだ。もはや何を脳内補完すればいいのか、考えが追いつかない状態となり、その世界に浸るしかない。そういえば、この感覚は昔に感じたことがある。アルタミラ洞窟の壁画やナスカの地上絵を見たときの感覚に近いのだ。自分の理解を超えた、文化が隔絶した世界の作品を見た感じだ。そのような作品は集中度が増す劇場でみてみたいものである。

（ガンダムインフォ編集部）