「Q．4月1日といえば……ところで、ガンダムで誰かを騙した（騙していた）キャラといえば？」はシャア・アズナブルが1位！ 【2013年4月1日～2013年4月7日】

Q．4月1日といえば……ところで、ガンダムで誰かを騙した（騙していた）キャラといえば？
　小さいころから「嘘つきは泥棒の始まり」と親に注意されてきた。そういうことわざがあるということは、人は実に嘘をつきやすい生き物だということだ。自分では嘘をつくつもりでなくても、不可抗力で実現できず、結果的に嘘となってしまうことも往々にしてある。もちろん努力不足のこともあるだろう。しかし、それに罪悪感を感じなくなったら、悪いことも平気でできるようになってしまうので戒めているのである。何を隠そう私も毎週締切を守れていない。でも、まだ罪悪感を保っているので、きっと大丈夫だと思うぞ。
　さて、それはさておき、嘘が好きな人間に与えられた嘘を楽しむ日、それがエイプリルフールだ。ということで、今回はガンダムで誰かを騙した（騙していた）キャラを調査してみた。

が過半数を超える55ポイントの支持を得た。シャアの嘘はいろいろと描かれている。まず、登場時から仮面を被って、素性を嘘で隠している。ガルマに復讐する時にも、嘘をついておびき出している。『Ｚ』ではクワトロ・バジーナと偽名で登場し、『逆シャア』でも連邦高官を騙して手に入れたアクシズを地球に落とそうとしている。だが、もしシャアが正直者だったら、生きて成人することはなかったろう。少なくとも表舞台には登場できなかったはずだ。古の戦国時代だったら、幽閉されるか、出家させられる身分に相当するからだ。


が13ポイント強の支持を得た。第3位のリボンズとは0.5ポイントほどの僅差であった。たしかにリボンズは嘘と裏切りで血塗られた一生を送った。死んだと思ったら生きてたりして、ビックリしたものだ。しかし、デュランダルの嘘は善意から行っている分、たちが悪い。生まれたとたん、いや下手をすると生まれる前から遺伝子を調べて、その子の将来の職業まで決めようデスティニープランを提唱し、その実現に手段を選ばなかった。たしかに、科学的根拠もありそうに思えるが、夢を無くす危険な優生思想の極みである。逆に嘘とはいえ、一時、ラクスになり替わることができたミーアは幸せだったのかもしれない。

　この調査で人を騙すのがうまいと思われているシャアやデュランダルは女性に人気だ。だいたい、女にもてる男は嘘つきが多い。というより、嘘がうまい。「愛してる」とか「キミの耳が素敵だよ」などとペラペラ口から出てくるのはだいたい嘘に決まっている。女は嘘と知っていても、その言葉に弱いのである。まあ、男だってけなされるより、ほめられた方がうれしい。そうか、女性はその言葉の真偽に惑いながら、白馬の王子さまを求めて、ロマンチックに騙されるのを楽しんでいるのかもしれない。僕も来年にはシャアのように気の利いた嘘が言えるようにがんばろう～と。