2025年7月22日 (火)
ガンダムパワーワード第393回「戦争とはいえ、ルールはある。私はそう思っとります」
第393回
戦争とはいえ、ルールはある。私はそう思っとります
――コジマ
（『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』第11話より）
地球連邦軍極東方面軍独立機械化連隊の連隊長であるイーサン・ライヤー大佐は、自らの保身のため、命を軽視する非道な作戦を実行に移していました。直属の部下であったコジマ中佐はそれを快く思っていませんでしたが、シロー・アマダの処刑だけでなく、負傷者が乗る病院船を撃墜するように命じたイーサンに強く反発。「ジャブローのオフィスは快適だよ」と出世をチラつかせるイーサンに対し「私はエアコンというのが苦手でしてな」と、部下の立場から言える精一杯の皮肉を残し、彼の元を去ったのです。
ここがポジティブ！
戦争だけでなく、何事にもルールがあります。それを守るのは大前提として、部下や周囲のために仕方なくルールを破り、自らがその責任を負うのであれば称賛を得られることもあるかもしれません。しかし、イーサンのように、保身のために部下を蹴落とそうとするやり口はただ反発を生むだけなのです。ルールとは、ある意味で人の道から外れないための枷とも言えるわけで、それは破らないに越したことはないのです。
（ガンダムインフォ編集部）
※本連載は筆者独自の見解です。
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