この介入は、俺個人の意志だ！

―― アスラン・ザラ

（『機動戦士ガンダムSEED』第39話）

ザフトを離反したアスラン・ザラが、これまで敵として対峙していたキラ・ヤマトの支援に周り、地球連合軍にも反抗を開始しました。この際アスランは、ザフトとは関係なく、個人の意志で行動していることを宣言。以後、ザフトと袂を分かち、オーブやアークエンジェルなどで構成された第3勢力で活躍しました。

国家防衛のために結成された軍事組織から離脱するということは、よほどの覚悟が必要です。こと現代社会でも、後任者への引き継ぎをはじめ、組織を離れるには様々な困難を伴います。しかしながら、所属組織に全幅の信頼が置けない状況に陥ったとき、信じられるのは自身の正義だけなのです。離反には、同僚の冷たい目線など様々な痛みが発生するでしょうが、アスランのように強い覚悟がある場合、その意志を貫くのも悪くないでしょう。

（ガンダムインフォ編集部）