過去によって変えられるのは、今の自分の気持ちだけだ

―― ロックオン・ストラトス（ニール・ディランディ）

（『機動戦士ガンダム00』2ndシーズン第15話より）

少年兵時代の記憶にうなされていた刹那・F・セイエイですが、その夢の中にガンダム掃討作戦「フォーリンエンジェル」で命を落としてしまったロックオン・ストラトスが姿を現し、刹那をこのように励ましました。過去に苦しむ刹那でしたが、「お前は変われ」と語るニールの熱き魂に心を揺さぶられたのです。

過去に犯した過ちは、残念ながら消えることはありません。その後の人生に後悔はつきまといますが、かといってその後悔に縛られて生きてしまうと、次の一歩を踏み出すことが難しくなってしまいます。例えば刹那の場合、ソレスタルビーイングという活躍の場があり、その能力も必要とされていました。翻って、こうした活躍の場が目の前にあるとすれば、変えられない過去よりも、変えられる今の自分の気持ちや未来を大切に生きるべきだとニールは説いているのです。

（ガンダムインフォ編集部）