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2019年4月4日 (木)

機動戦士ガンダム サンダーボルト 第1シーズン

機動戦士ガンダム サンダーボルト 第1シーズン

【配信】全4話

2015年12月11日~2016年4月8日配信

 

ストーリー

U.C.0079、サイド4「ムーア」のあった宙域は、コロニーの残骸などのデブリが漂う広大な暗礁宙域となっていた。サンダーボルト宙域と通称されるこの暗礁宙域は、地球連邦軍とジオン公国軍の戦いの舞台でもあった。
サイド4「ムーア」の生き残りで編成されたムーア同胞団のパイロット、イオ・フレミングはスナイパーからの攻撃で自機を撃破されるが、敵MSを奪取。その際、ジオン公国軍リビング・デッド師団のエーススナイパー、ダリル・ローレンツと邂逅を果たす。倒すべき敵の存在を認識しあったイオとダリルの因縁は、互いの存在意義を賭けた戦いへとふたりを誘うのだった。
その後、戦いは激化の一途を辿り、ムーア同胞団とリビング・デッド師団は全戦力を投入した総力戦を展開する。そしてフルアーマー・ガンダムを駆るイオとサイコ・ザクを操るダリルもまた、最後の戦いを繰り広げ、イオは「ふたりは戦い続ける宿命にある」とダリルに告げるのだった。

スタッフ

[原作]矢立 肇・富野由悠季(『機動戦士ガンダム』より)

[漫画原作・デザイン]太田垣康男

[監督・脚本]松尾 衡

[アニメーションキャラクターデザイン]高谷浩利

[モビルスーツ原案]大河原邦男

[アニメーションメカニカルデザイン]仲 盛文、中谷誠一、カトキハジメ

[美術監督]中村豪希

[色彩設計]すずきたかこ

[CGディレクター]藤江智洋

[モニターデザイン]青木 隆

[撮影監督]脇 顯太朗

[編集]今井大介

[音楽]菊地成孔

[音響監督]木村絵理子

[音響効果]西村睦弘

[制作]サンライズ

 

 

キャスト

[イオ・フレミング]中村悠一

[クローディア・ペール]行成とあ

[コーネリアス・カカ]平川大輔

[グラハム]咲野俊介

[ダリル・ローレンツ]木村良平

[カーラ・ミッチャム]大原さやか

[J・J・セクストン]土田 大

[バロウズ]佐々木 睦

 

 

キャラクター

イオ・フレミング

ムーア同胞団のエースパイロットで、階級は少尉。ジャズを好み、コックピット内でも録音した海賊放送を流しながら戦闘に臨んだ。サンダーボルト宙域の戦闘で、ジオン公国軍のダリルと出会い、宿命のライバルとして死闘を繰り広げた。

クローディア・ペール

ムーア同胞団の旗艦「ビーハイヴ」の艦長代理を務める女性士官で、階級は中尉。サンダーボルト宙域奪還の任務に就くが、そのプレッシャーから心を蝕まれ、薬物に逃げる。しかし、コーネリアスに諭され、自らの責務を果たすために総攻撃に打って出るが……。

コーネリアス・カカ

ビーハイヴのメカニックで、イオやクローディアとは幼馴染み。イオの本質を見抜きながらも、彼の戦いを見守った。ジオン公国軍リビング・デッド師団の母艦「ドライドフィッシュ」潜入時に、カーラたちに戦うことの無意味さを説いた。階級は曹長。

グラハム

ビーハイヴの副長を務める人物で、階級は大尉。ジオン公国に強い憎しみを抱いているが、それ以上に「ムーア」前首長の息子であるイオや上流階級出身のクローディアを恨んでいる。

ダリル・ローレンツ

戦場で両脚を失ったためにリビング・デッド師団に配属されたMSパイロット。ポップスを愛聴し、コックピットにラジオを持ち込んで聴いている。戦闘中にダリルと邂逅、自身がライバルと認めた彼と、雌雄を決しようとする。階級は曹長、後に少尉。

カーラ・ミッチャム

ドライドフィッシュで義肢の研究に従事する女性教授で、リユース・P(サイコ)・デバイスの研究にも協力していた。恋人の命を奪ったイオへの復讐をダリルに託した。戦闘の終盤、連邦軍部隊と共に自爆を選ぶが、その直後に仲間を失い自失状態となる。

J・J・セクストン

カーラの助手としてドライドフィッシュに着任したが、実際は彼女の監視者であった。リユース・P・デバイスを完成させるために、ダリルの右腕切断をカーラに強要、さらには研究成果を持ち帰るために脱出カプセルで逃げ出した。

バロウズ

ドライドフィッシュの艦長で、右腕に付けたかぎ爪の義手が特徴。ジオン公国本国からサンダーボルト宙域死守の命を受け、サイコ・ザクの投入を決意する。さらに玉砕の覚悟で最後の戦闘に臨む。

 

メカニック

FA-78 フルアーマー・ガンダム

ムーア同胞団に配備されたガンダムタイプMS。高い戦闘力と機動力を誇る高性能機で、リビング・デッド師団のMSを次々と撃破した。サンダーボルト宙域を巡る戦争の最終局面においてサイコ・ザクと死闘を繰り広げた。

RGM-79 ジム

ムーア同胞団でも使用された地球連邦軍の主力MS。ビーム・スプレーガンをはじめ、大型ランドセルのサブアームを用いて2枚のシールドを使用。パイロットの生存率向上のため、コア・ブロック・システムを採用する。

RGC-80 ジムキャノン

地球連邦軍が最初期に開発にしたMS。両肩に長砲身のキャノン砲を装備するなど、長距離戦用の機体として開発が進められた。また、ガンダム、ガンキャノンと同様、コア・ブロック・システムを採用している。当初は射手と操縦手のふたりで運用した。

RX-77 ガンキャノン

大型ランドセルに2門のキャノン砲を装備した支援用MSで、ジムキャノンなどと共に4機が配備された。サンダーボルト宙域での戦闘に最終局面において、フルアーマー・ガンダムの支援を行うために投入されている。

RB-79 ボール

作業用ポッドに低反動キャノン砲やマシンガンを装備したモビルポッド。ムーア同胞団では、被弾した味方機の回収や敵部隊への追撃など、様々な任務についた。また、ジムキャノンなどと共に12機が補充された。

ビーハイヴ

ムーア同胞団の母艦。両舷に大型のコンテナを備えた艦艇で、MS空母として運用された。メガ粒子砲やミサイルポッドなども装備しており、単艦でも高い攻撃力を有していた。サイコ・ザクの攻撃を受けて轟沈。

MS-06R サイコ・ザク

対フルアーマー・ガンダム用にリビング・デッド師団が開発・投入した機体。背部に装備したロケットブースターなどにより極めて高い機動性を発揮した。ビーハイヴを撃沈したほか、フルアーマー・ガンダムを大破させるという戦果を挙げた。

MS-06 ザクII

ジオン公国軍の主力MS。サンダーボルト宙域での運用にあたり、動力パイプや関節部にシーリング処理が施された。ビッグ・ガンと共に宙域の各所に配され、敵部隊を狙撃する任務に就いた。

MS-05 ザクI

ジオン公国軍が開発した史上初の実戦タイプのMS。ダリルもザクIIを撃墜された後に本機を使用しており、ビッグ・ガンを用いた狙撃でフルアーマー・ガンダムとの戦闘を繰り広げた。

MS-09R リック・ドム

「MS-09 ドム」を宇宙用に改良した重MS。各部のスラスターや大型ランドセルの装備により、高い機動力を発揮した。ビッグ・ガンによる狙撃任務に投入されたが、パイロットが殺害され連邦軍に鹵獲された機体もあった。

MS-14 ゲルググ

ジオン公国軍最後の主力MSで、ガンダムに匹敵する性能を有する。ビーム・ライフルを運用するために、背部に大型のビームジェネレーターを装備する。セイレーン機動艦隊に配備されていたほか、ア・バオア・クー防衛戦ではダリルも搭乗している。

ビッグ・ガン

リビング・デッド師団が運用した長距離狙撃用ビーム砲。管制はMSが担当し、戦域に固定して運用された。各地に配置したビッグ・ガンをデータリンクで結び、敵部隊への狙撃を行っていた。

MS-06R リユース・P・デバイス実験用高機動型ザクII

リユース・P・デバイスの実験に用いられていた高機動型ザクII。壁面に固定されており、ダリルが搭乗して各種機動テストを行った。本機に装甲や大型ランドセルなどを取り付け、サイコ・ザクとして運用された。

ドライドフィッシュ

パプア級補給艦にMS運用能力などを付与した艦艇で、リビング・デッド師団の母艦。内部にリユース・P・デバイスの実験施設を備える。サンダーボルト宙域での戦闘でフルアーマー・ガンダムに艦橋を破壊され、その後轟沈した。

 

 

作品解説

青年コミック誌「ビッグコミックスペリオール」での連載コミックのうち、第1部となるサンダーボルト宙域での戦闘をアニメ化。ハードなストーリーや大胆にアレンジされたMSなど、重厚な作りが注目を集めた。劇中に挿入されたジャズやポップスなどが、キャラクターの心情を表すなど、音楽が演出上の重要なキーワードとなっている。全4話が配信された後、新作シーンなどを追加した『機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY』がイベント上映された。

 

 

世界観

サンダーボルト宙域を巡るムーア同胞団とリビング・デッド師団の戦いは、最終局面に向かいつつあった。故郷の再建を悲願とするムーア同胞団は連邦へのアピールのために同宙域の奪還を目指し、対するリビング・デッド師団はア・バオア・クーへの補給路であるサンダーボルト宙域防衛のために展開していた。政治的・軍事的な状況に翻弄される両部隊の兵士は、任務を成し遂げるため戦場の中で命を散らしていく。そして、戦場で邂逅したイオとダリルは、互いに殺し合う宿命にあることを悟り、戦いを繰り広げる。

サンダーボルト宙域

かつてサイド4「ムーア」があった場所に広がる暗礁宙域。スペース・コロニーの残骸などが散乱しており、航行の難所であった。ジオン公国軍にとっては、ア・バオア・クーへの重要な補給路となっていた。一年戦争末期、宙域の奪還を目指すムーア同胞団とリビング・デッド師団が激戦を繰り広げた。なお、宙域では大規模な放電現象が発生していることから、“サンダーボルト宙域”と名付けられた。

 

ムーア同胞団

地球連邦軍のいち部隊で、その名からもわかる通りサイド4「ムーア」の生き残りで編成されている。母艦であるビーハイヴを中心にマゼラン級戦艦やサラミス級巡洋艦などの艦隊戦力に加え、ジムやボールなども配備されていた。また、連邦軍からフルアーマー・ガンダムを入手するほどの資金力を有していた。悲願であるムーア再建と連邦政府へのアピールのため、サンダーボルト宙域奪還の任務に就いた。

リビング・デッド師団

戦闘によって身体の一部を欠損し、義肢を装着した兵士たちで編成されたジオン公国軍部隊で、サンダーボルト宙域に配備されていた。母艦のドライドフィッシュやムサイ級軽巡洋艦をはじめ、MS戦力としてザクIIやザクIを配備する。しかし、MS数が少なかったため、ビッグ・ガンによる狙撃を主任務としていた。リユース・P・デバイスの研究のため、兵士たちの義肢からデータを収集するという実験部隊という側面もあった。

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