ピアノ、それは高貴の証のように感じていた。まず、それを置く場所を確保するだけでも大変なうえ、演奏する環境も整えなければならない。私のように楽譜を読めず、楽器の演奏全般が苦手な者にとっては、ピアノを弾けるということはすごいな～と思ってしまう。音を出すのは簡単なので、幼児から老人まで誰でも奏でることは可能だが、鍵盤を叩く強さで音色が変化するし、ペダルや調律によっても変化する。両手の指を使い分けて違う音を出すので、修練を積まないと使いこなすのは難しい。ただ、弾くことはできない私だが、聴くことはとても好きなのだ。ラフマニノフの超絶技巧を使った曲には感動するし、モーツァルトのトロ～ンとした曲にはまどろんでしまう。

そんなピアノを堪能できそうな「『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』ピアノコンサート」が、11月16日（土）に開催される。ということで、今回は『鉄血のオルフェンズ』でピアノが上手そうなキャラを調査してみた。

が36ポイント近い支持を集めた。ピアノを極めるには絶対音感があったほうがいいらしい。音を耳で聞いただけで「ド」や「レ」など言い当てられる能力だ。その能力があれば、いわゆる“耳コピ”と呼ばれるように、曲を聞いただけで演奏できるようになれるのだろう。もともと生まれ持った才能もあるのだろうが、訓練して身につけることもできるようだ。繊細な音の違いを区別するには積み重ねた鍛錬が必要だろう。日々の日課や単調になりがちな習い事を苦に思わなそうなクーデリアが支持を集めたのは納得がいく結果だった。事務的な仕事の能力も高いし、稽古の時間を無駄にはしないのだろう。

が18ポイントの支持を集めた。ガエリオも穏やかな正義感の強い青年だった。3位の親友のマクギリスと4位の妹のアルミリアとともに高貴なセブンスターズのメンバーということで、たしなみとしてピアノを小さいころから習っていそうだ。3人の中では一番穏やかで冷静そうだということでガエリオが2位に選ばれたような気がする。しかし、友人や部下、そして妹を思う気持ちが強ければ強いほど、それを失ったときに反動が大きく出てしまう。重傷を負った部下アインを忌み嫌う阿頼耶識システムによって、MSと同化させてしまい、親友と思っていたマクギリスには裏切られ、野望の為に利用されていた事を知る。穏やかな表情の奥に強い意志と決意を持っていた彼には、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第8番「悲愴」のような、穏やかながらもきらびやかな演奏が似合っているように感じる。

ピアノというとコンサートホールなどでの厳かな雰囲気での演奏を思い浮かべてしまうが、学校などに常備されているように、もっと気軽に楽しく鑑賞してもいいものだ。クリスマスパーティでみんなで歌う時に使ってもいい。最近では駅や広場にピアノを設置して、通りがかりの人が演奏できる場所も増えているようだ。そのようにピアノ演奏を楽しく奏でてくれそうなのはクッキーとクラッカではないだろうか。もしかすると、仲良しな2人は連弾ができちゃったりするかもしれない。あ～、私もピアノを習ってみたくなってきた。

（ガンダムインフォ編集部）