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2018年6月18日 (月)

ガンダムパワーワード 第43回「もう少し人間を評価し、人間を愛してもらいたいものです」

第43回

もう少し人間を評価し、人間を愛してもらいたいものです

―― トレーズ・クシュリナーダ

(『新機動戦記ガンダムW』第18話より)


無人モビルスーツであるモビルドールの開発に喜ぶロームフェラ財団所属の技師、ツバロフに対し、トレーズがその態度をたしなめるかのように告げたセリフです。

人間至上主義者であったトレーズは、機械同士の戦いに対して美学を感じることなく、嫌悪していました。戦争自体は否定しないトレーズでしたが、あくまで人間同士の戦いでしか歴史は築けないと考えていました。

 

 

ここがポジティブ!

 

世の中のあらゆるものに対するAI化/無人化が急速に進んでおり、単純に労働力としての人間の立場が危うくなっている現状はあります。人口減少社会である日本にとってはAIとも仲良くお付き合いする必要があると思いますが、だからといって、人間自体への評価を下げるのは得策ではない、トレーズの言葉を借りればエレガントではありません。人間が築いた社会はあくまで人間が暮らしやすくするためのものですから、彼の懸念も理解できますね。

 

(ガンダムインフォ編集部)

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