機動戦士ガンダムTHE ORIGIN 前夜 赤い彗星
【TV】全13話
2019年4月29日~8月12日放送
2019年4月29日~8月12日放送
ストーリー
宇宙世紀0068年――。宇宙に進出した人類の革新を説き、地球連邦政府からの独立を訴えたムンゾ自治共和国の指導者ジオン・ズム・ダイクンが、志半ばで急死。その後、ムンゾはダイクン暗殺の黒幕とされるザビ家が実権を握り、ジオン自治共和国へと移行。彼らは独自に地球連邦政府との対決姿勢を強めていくことになる。
一方、ダイクンの遺児であるキャスバル・レム・ダイクンとアルテイシア・ソム・ダイクンは、ダイクンの側近であったジンバ・ラルを頼って地球に逃れ、エドワウ・マス、セイラ・マスの名で隠遁生活を送っていた。
それから時を経た宇宙世紀0074年。ザビ家への復讐を誓うエドワウは、シャア・アズナブルとしてジオンの士官学校に入学。表向きはジオン公国軍に従順な姿勢を示し、ザビ家の末男であるガルマと交友を深め、宇宙世紀0077年に起きた「暁の蜂起」でも行動をともにする。
そして宇宙世紀0079年――。ジオン公国軍の宣戦布告によって始まった地球連邦軍との一年戦争には、エースパイロットとしてシャアの姿もあった。やがて、“赤い彗星”の異名を取るようになる彼の長き戦いは、ここに幕を開けたのだった。
一方、ダイクンの遺児であるキャスバル・レム・ダイクンとアルテイシア・ソム・ダイクンは、ダイクンの側近であったジンバ・ラルを頼って地球に逃れ、エドワウ・マス、セイラ・マスの名で隠遁生活を送っていた。
それから時を経た宇宙世紀0074年。ザビ家への復讐を誓うエドワウは、シャア・アズナブルとしてジオンの士官学校に入学。表向きはジオン公国軍に従順な姿勢を示し、ザビ家の末男であるガルマと交友を深め、宇宙世紀0077年に起きた「暁の蜂起」でも行動をともにする。
そして宇宙世紀0079年――。ジオン公国軍の宣戦布告によって始まった地球連邦軍との一年戦争には、エースパイロットとしてシャアの姿もあった。やがて、“赤い彗星”の異名を取るようになる彼の長き戦いは、ここに幕を開けたのだった。
スタッフ
[原作]矢立 肇・富野由悠季(『機動戦士ガンダム』より)
[漫画原作]安彦良和(KADOKAWA「機動戦士ガンダムTHE ORIGIN」より)
[脚本]隅沢克之
[キャラクターデザイン]安彦良和、ことぶきつかさ
[メカニカルデザイン]カトキハジメ、山根公利、明貴美加、アストレイズ
[モビルスーツ原案]大河原邦男
[美術監督]池田繁美、丸山由紀子(~第4話)、東 潤一(第5話~)
[色彩設計]安部なぎさ
[撮影監督]葛山剛士
[CGディレクター]井上喜一郎、長嶋晋平
[編集]吉武将人
[音響監督]藤野貞義
[音楽]服部隆之
[オープニングテーマ・エンディングテーマ楽曲プロデュース]SUGIZO
[監督]今西隆志(~第6話)
[総作画監督]西村博之
[メカニカル総作画監督]鈴木卓也
[総監督]安彦良和
[企画・製作]サンライズ
[漫画原作]安彦良和(KADOKAWA「機動戦士ガンダムTHE ORIGIN」より)
[脚本]隅沢克之
[キャラクターデザイン]安彦良和、ことぶきつかさ
[メカニカルデザイン]カトキハジメ、山根公利、明貴美加、アストレイズ
[モビルスーツ原案]大河原邦男
[美術監督]池田繁美、丸山由紀子(~第4話)、東 潤一(第5話~)
[色彩設計]安部なぎさ
[撮影監督]葛山剛士
[CGディレクター]井上喜一郎、長嶋晋平
[編集]吉武将人
[音響監督]藤野貞義
[音楽]服部隆之
[オープニングテーマ・エンディングテーマ楽曲プロデュース]SUGIZO
[監督]今西隆志(~第6話)
[総作画監督]西村博之
[メカニカル総作画監督]鈴木卓也
[総監督]安彦良和
[企画・製作]サンライズ
キャスト
[シャア・アズナブル]池田秀一
[キャスバル・レム・ダイクン]田中真弓
[セイラ・マス/アルテイシア・ソム・ダイクン]潘 めぐみ
[ジオン・ズム・ダイクン]津田英三
[デギン・ソド・ザビ]浦山 迅
[ギレン・ザビ]銀河万丈
[サスロ・ザビ]藤 真秀
[ドズル・ザビ]三宅健太
[キシリア・ザビ]渡辺明乃
[ガルマ・ザビ]柿原徹也
[ランバ・ラル]喜山茂雄
[クラウレ・ハモン]沢城みゆき
[ガイア]一条和矢
[オルテガ]松田健一郎
[マッシュ]土屋トシヒデ
[ララァ・スン]早見沙織
[アムロ・レイ]古谷 徹
[ヨハン・イブラヒム・レビル]中 博史
[カイ・シデン]古川登志夫
[ブライト・ノア]成田 剣
[フラウ・ボゥ]福圓美里
[ミライ・ヤシマ]藤村 歩
[ハヤト・コバヤシ]中西英樹
[リュウ・ホセイ]田中美央
[ナレーション]大塚明夫
[キャスバル・レム・ダイクン]田中真弓
[セイラ・マス/アルテイシア・ソム・ダイクン]潘 めぐみ
[ジオン・ズム・ダイクン]津田英三
[デギン・ソド・ザビ]浦山 迅
[ギレン・ザビ]銀河万丈
[サスロ・ザビ]藤 真秀
[ドズル・ザビ]三宅健太
[キシリア・ザビ]渡辺明乃
[ガルマ・ザビ]柿原徹也
[ランバ・ラル]喜山茂雄
[クラウレ・ハモン]沢城みゆき
[ガイア]一条和矢
[オルテガ]松田健一郎
[マッシュ]土屋トシヒデ
[ララァ・スン]早見沙織
[アムロ・レイ]古谷 徹
[ヨハン・イブラヒム・レビル]中 博史
[カイ・シデン]古川登志夫
[ブライト・ノア]成田 剣
[フラウ・ボゥ]福圓美里
[ミライ・ヤシマ]藤村 歩
[ハヤト・コバヤシ]中西英樹
[リュウ・ホセイ]田中美央
[ナレーション]大塚明夫
キャラクター
シャア・アズナブル
(キャスバル・レム・ダイクン/エドワウ・マス)
ジオン・ズム・ダイクンの遺児。父の死後、エドワウ・マスとして地球で暮らしていたが、父を陥れたザビ家に内部から復讐を遂げるため、ロジェ・アズナブルの息子シャアと入れ替わり、シャア・アズナブルとしてジオン自治共和国国防軍士官学校へ入学。その類まれなる才能によって、「赤い彗星」の異名をとるエースパイロットへと登り詰める。
セイラ・マス
(アルテイシア・ソム・ダイクン)
ダイクンの遺児で、キャスバルの妹。キャスバルとともに地球に降下したが、兄がシャアと入れ替わってジオンの士官学校に入隊していることは知らない。医師を志した彼女は、サイド5、ルウムの首都バンチにあるミランダの病院に勤めていたが……。
ジオン・ズム・ダイクン
ムンゾ自治共和国の議長。宇宙に適応したスペースノイドによる人の革新を訴え、地球連邦政府からの独立を目指していた。だが、志半ばで急死する。その突然の死には、暗殺も含めた論議を呼んでおり、ザビ家にも疑いの目は向けられていた。
デギン・ソド・ザビ
ムンゾ自治共和国の副議長。ダイクンの急死後、自らが指導者としてジオン自治共和国を設立するに至る。その裏側では、ギレンら子どもたちと結託し、政敵であるジンバ・ラルを排除していた。のちに地球連邦政府に宣戦布告するジオン公国を立ち上げ、公王となる。
ギレン・ザビ
デギンの嫡男。ジオン自治共和国国民運動部部長兼、政治部部長。ムンゾ自治共和国からジオン公国へと体制が移行する中で父デギンを支え、人民の支持を集めた。知略家で、戦術面・政治面で優秀さを発揮する一方、冷徹な性格で知られる。のちのジオン公国軍総帥。
ドズル・ザビ
デギンの三男で、ムンゾ防衛隊所属。ザビ家の中でも大柄で、軍人らしい義侠心を持つ。ジオン自治共和国国防軍の大佐となると、士官学校の校長に就任。弟ガルマの友人として出会ったシャアに一目置いている。のちのジオン公国宇宙攻撃軍中将。
キシリア・ザビ
デギンの四子で、長女。ジオン自治共和国の親衛隊中佐として、国家中枢の護衛や情報機関の統括などを任されていた。ザビ家の政敵となりうるキャスバルやランバ・ラルの動向を常に監視していた。のちにジオン公国突撃機動軍の少将となる。
ガルマ・ザビ
デギンの四男で、末弟。デギンには溺愛されている。士官学校に入学後、シャアと出会い、やがて無二の友人として認めるようになる。シャアとともに、地球連邦軍治安維持部隊に攻撃を加えた「暁の蜂起」を行う。ジオン公国設立後は、公国軍大佐に昇進し、北アメリカ方面軍西部地区司令として地球派遣軍に参加する。
ガイア、オルテガ、マッシュ
ジオン自治共和国国防軍に所属するパイロット。ジオン製のモビルスーツ「ザクI」に搭乗し、ミノフスキー博士亡命阻止作戦に参加した。のちにこの3名は、ジオン公国軍にも参加し、ガイアをリーダーとした部隊「黒い三連星」として知られるようになる。
ランバ・ラル
ダイクンの側近ジンバ・ラルの息子。キャスバル、アルテイシアの地球亡命をサポートした。その後、ドズルの要請を受けて、ジオン共和国国防軍の大尉に復帰。のちのジオン公国軍では中佐として、ギレンが発案したブリティッシュ作戦への参加をドズルに命じられる。
ララァ・スン
カジノを渡り歩くギャンブラーが連れ回していた、インド出身の少女。ルーレットでは無類の的中率を誇る不思議な力を示していた。その身を確保しようとしたマフィアに襲撃されたところをシャアに助け出された。その後、シャアとともに宇宙へと向かうことを選択する。
アムロ・レイ
地球連邦軍で新型機動兵器の開発に携わっていた技術主任テム・レイの息子。宇宙世紀0077年からサイド7で暮らす。機械いじりが好きな純朴な少年であったが、その2年後にガンダムに乗ることになる。
ヨハン・イブラヒム・レビル
地球連邦宇宙軍の総司令官。一年戦争勃発直後に起きた「ルウム会戦」では、大将としてジオン公国軍と対峙したが、ジオン公国軍の捕虜になってしまう衝撃的な敗北を喫する。だが、何とか脱出したレビルは、のちに徹底抗戦を呼びかける歴史的な演説をルナツーで行う。
メカ
MS-06S シャア専用ザクII
ジオン公国軍製の主力機「ザクII」をベースに、シャアの要望に合わせたカスタマイズが施され、本人のパーソナルカラーである「赤」に塗装されている。指揮官機であることを示すブレード・アンテナを頭部に有するほか、推進ユニットのリミッターが解除されており、その推力を限界まで使用できるようになった。一説には、一般機の約30%増しとも言われる高推力を活かした一撃離脱戦闘を実現。鮮やかに戦場を駆け巡る姿から、「赤い彗星」との異名を取る。
MS-06C ザクII
ジオン公国軍の主力兵器として制式採用された「ザクI」の運用データを元に、基本性能の向上を図ったモビルスーツ。今後の戦争に向けて、生産性や整備性、拡張性を踏まえた改修案を取り入れて再設計された。試作機には型式番号の末尾に「A」が付き、量産された初期生産型には「C」が付けられた。以後、ジオン公国軍の主力機として大量に調達された。
MS-06R-1A 高機動型ザクII
ガイア、マッシュ、オルテガの3名による部隊「黒い三連星」が運用したザクIIの改良型。ランドセルにプロペラントタンクを、脚部に大型スラスターを増設した高機動タイプ。機体は彼らのパーソナルカラーである黒と紫にカラーリングされている。
MS-05 ザクI(シャア機)
ザクIの初期量産型のうちの1機で、シャアのパーソナルカラーである「赤」でカラーリングされている。シャアは月面で行われた「スミス海の戦い」に本機で参加した。このほか、ダークグレーに塗装されたガイア機・マッシュ機・オルテガ機や、ダークブラウンの塗装が施されたキシリア部隊機なども運用された。また、一部のザクIには、ザクII用の装備を取り付けた特別仕様も存在し、シャアも「MS-05S ザクI(シャア専用機)」を愛機として使用していた。
MS-05 ザクI(旧型ザク)
ジオン公国軍が初めて量産に成功したモビルスーツ。人型機動兵器として完成に至ったMS-04 ブグをベースに、小型融合炉の搭載と、生産性・整備性を重視した再設計した。制式採用されたのは、さらに完成度を高めたザクIIであったが、本機も「ルウム会戦」をはじめ、ジオン独立戦争に投入された。
MS-04 ブグ(ランバ・ラル機)
YMS-03 ヴァッフの運用によって収集したデータを元に、兵器としての機動性や運動性を考慮して設計されたモビルスーツ。生産性を度外視したため、制式量産機の座はザクIに譲ることになった。量産化こそされなかったものの複数機が生産され、ランバ・ラルがそのうち1機を受領し、自身のパーソナルカラーである「青」で機体を塗装し、運用した。
YMS-03 ヴァッフ
人型機動兵器「モビルスーツ」の試作機で、事実上、モビルスーツの始祖的な存在。ミノフスキー粒子を用いた技術によって動力用融合炉の小型化に成功し、さらに流体パルスシステムによる駆動性能の向上も実現。これにより、モビルスーツが宇宙用の機動兵器として運用できる可能性を示した。
モビルワーカー MW-01 01式 初期型
ジオン自治共和国でデータ収集・開発が進められていた人型機動兵器。開発中は軍事用途であることを地球連邦政府から悟られないため、月面作業用の機械開発を隠れ蓑にしていた。頭部センサーには、ジオン製モビルスーツの特徴となる単眼型可動式カメラ「モノアイ」を採用。初期型のほか、後期型、最後期型などがある。
RCX-76-02 ガンキャノン最初期型(鉄騎兵中隊)
RTX-65 ガンタンク初期型の後継機として開発された、動きやすい歩兵的な運用を可能とする2足歩行型の兵器。ガンタンク初期型の砲撃性能はそのままに、下半身はより不整地での高い走破性を向上させ、フレキシブルな運用を可能とした。機体は、地球連邦軍内のエリートパイロットを集めた精鋭部隊の鉄騎兵中隊に与えられた。
RTX-65 ガンタンク初期型
宇宙世紀0065年に制式採用された、地球連邦軍の大型戦闘車輌。大口径砲2門に加え、マニピュレーター装着型の4連装機関砲を採用している。各コロニーでの治安維持に活用された。
ムサイ級軽巡洋艦 ファルメル
ムサイ級の軽巡洋艦で、地球連邦軍のモビルスーツ開発計画「V作戦」の探知・追跡という特別任務に着任したシャアに与えられた専用艦。単艦による特殊任務を遂行すべく、推力の増強や、レドームの高性能化、さらにブレード・アンテナの設置による索敵能力の強化など、追跡能力の向上に繋がる改良が施されている。
ペガサス級強襲揚陸艦 ホワイトベース
地球連邦軍が、モビルスーツの本格運用を前提に開発したペガサス級の強襲揚陸艦。ミノフスキー・クラフトの搭載によって、宇宙空間のみならず大気圏内での長距離航行が可能となっている。サイド7で開発が進められていたガンダムを受領すべく、地球を出発した。
作品解説
全6話がイベント上映されたOVA版『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』を、TVシリーズ用に全13話で再編集したのが『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN 前夜 赤い彗星』である。
物語の基本構成は変わらず、キャスバル・レム・ダイクンが亡き父の復讐を誓って、シャア・アズナブルとしてジオン公国軍に潜入し、エースパイロットまで上りつめていく過程が描かれている。シャアだけでなく、まだ少年だったアムロ・レイや、地球連邦軍でモビルスーツ開発に従事するテム・レイなども登場した。
物語の基本構成は変わらず、キャスバル・レム・ダイクンが亡き父の復讐を誓って、シャア・アズナブルとしてジオン公国軍に潜入し、エースパイロットまで上りつめていく過程が描かれている。シャアだけでなく、まだ少年だったアムロ・レイや、地球連邦軍でモビルスーツ開発に従事するテム・レイなども登場した。
OVA版との相違点
TVシリーズ用に再編集されたことで一部シーンがカットになっているほか、オープニングテーマ・エンディングテーマが新規映像によって制作されている。楽曲はガンダムシリーズに造詣の深いSUGIZOさんによるプロデュースで、オープニングテーマ3曲はLUNA SEAが担当。エンディングテーマ第1弾(第1~4話)はSUGIZO feat. GLIM SPANKYによる「めぐりあい」のカバー、第2弾(第5~8話)はSUGIZO feat.コムアイ(水曜日のカンパネラ)による「水の星へ愛をこめて」のカバーを使用。また、第3弾(第9~12話)はSUGIZO feat. miwaによるオリジナル曲「A Red Ray」が、第4弾(第13話)はSUGIZO feat. アイナ・ジ・エンド(BiSH)によるオリジナル曲「光の涯」が使用された。
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