何を隠そう、私は銀髪が好きである。もちろん金髪も気になるのだが、よりレアな銀髪になぜか心惹かれるのだ。

ガンダムシリーズで銀髪といえば『機動戦士ガンダムSEED』『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場したイザーク・ジュールを思い出す。彼はさらに「おかっぱ」という魅力的な髪型をしていた。クールな見た目ながら熱いハートを持ったキャラだった彼が、夏祭りに行ったらどうなるのだろう。想像しただけでワクワクしてきた。

ということで、今回は「夏祭り」にもしもイザークが行ったらどうなっちゃうのか調査してみた。

が過半数を超える支持を集めた。イザークはご存知の通りキレキャラである。いざ戦闘となれば撤退命令が出ても「五月蠅い！腰抜け！」と叫んで、自分の思った成果が出るまで戦闘を継続しようとする。キラにやられた顔の傷もわざと治さないで、その屈辱を忘れないようにしていた。彼を簡単に表現すると「執念深い」のだ。

また、直感で事態を判断できる能力があったので、細かい説明はせずに実行を優先しようとする。まあ、簡単にいうと「短気」なのだ。その2点だけだと困るのだが、彼の場合は芯に優しい心を持っていた。仲間を、家族を大切に思うが故に、急いで正しいと思うことをしようとしていたのだ。

そんな短気なイザークに辛抱強さが求められる「型抜き」はもちろんムリである。最後に残った細い部分がポキッと折れて、悪態をついてその場を後にすることだろう。

が4分の1を超える支持を集めた。念のためにいっておくが彼はエースパイロットと目される「ザフトの赤服」である。本人も艦長に「伊達に赤を着ている訳じゃないんだぞ！」というように、その能力が認められた存在なのだ。しかも遺伝子操作されたコーディネイターである。基本スペックが違う。銃の扱いには慣れているので、「射的」はその弾道をすぐに理解するだろう。狙った獲物は逃さないその視線で「ヨーヨーつり」だって、「輪投げ」だってお手のものだろう。

しかし、救うのは苦手だ。ニコルが目の前で戦死して大いに嘆き悲しみ、アスランとディアッカとも離れ離れになってしまった。そして、離反したアスランとディアッカをザフトに受け入れようとする熱い友情を持ち合わせていた。そんなイザークが目の前にいる金魚の目を見てしまったら、過去を思い出して一瞬躊躇し、すくう前にポロっと落としてしまいそうである。

「夏まつり」に誘われたイザークは、「うるさい！今は俺が隊長だ！命令するな！」といってその場を収めておきながら、負けず嫌いな性格からして、皆を引き連れて結局は遊びに出かけると思う。「射的」「ヨーヨーつり」「輪投げ」でそれなりの成果を上げて、意気揚々と向かった「金魚すくい」でその優しさが災いしてしまいそうだ。そしてリベンジをかけた「型抜き」では、型抜きの針が指に刺さって「痛い…、痛い…！いたいーッ！」と叫ぶのだろうか。かわいそうなイザーク。隊長にまでなったのに。ああっ、でも銀髪のおかっぱくんが悔し涙をこらえている姿は見てみたいんだよな～。

（ガンダムインフォ編集部）