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2019年3月6日 (水)

ガンダムファッションチェック第11回「ガンダムΖΖ編③」ガンダムΖΖで好きなファッション!

第11回

【目次】

第9回「ガンダムΖΖ編①」時代が反映されたガンダムΖΖのファッション

第10回「ガンダムΖΖ編②」カラフルかつ手の込んだデザインというΖΖの特徴

⇒第11回「ガンダムΖΖ編③」ガンダムZZで好きなファッション

第12回「ガンダムΖΖ編④」明日から使えるガンダムΖΖコーデ

 

 


③ガンダムZZで好きなファッション

― 遊び心に溢れた少年少女のファッション ―

 

<1つ目>ルー・ルカ

『ΖΖ』のキャラクターはみんな魅力的ですけど、私はルー・ルカのファッションが好きです。ほかのキャラクターは、どちらかと言うと肩幅の広い、カッチリとしたラインのアウターが多い中、ルーがメインで着用していたのは“肩出し”の衣装です。今でこそ“肩出し”ファッションは一般的になっていますが、『ΖΖ』の放送当時は肩パットの入ったスーツが流行していたので、あえて肩を出したデザインは斬新だったのでは、と思います。

彼女のファッションは、「遊び心満載」で、全体的にどういう構造になっているのか、わかりづらい複雑な形状になっているのが特徴的。ガンダム・チームの中にいても、少し異質で目立つものになっています。あとから合流したこと、年齢も他のメンバーより少し上であることをベースにして、彼女の立ち位置をイメージ付けているように思います。しかし、別の私服やノーマルスーツでは、星のモチーフを取り入れていて、そのギャップが良いですよね。

<2つ目>モンド・アガケ

ガンダム・チームの男性陣の中で挙げるとすると、ビーチャ・オーレグやイーノ・アッバーブも捨てがたいですが、私はモンド・アガケを推します。彼は、小柄ですが、その体型にフィットした服を身に纏っています。メインとなる私服では、ネックレスやノースリーブのジャケットがアクセントになっていて、個性的ですね。別の私服では、サスペンダーに蝶ネクタイ、袖のないシャツというコーディネートで、かなりチャレンジしていますが、違和感がありません。ファッションでは、“自分を知る”ことが大事なので、彼のファッションセンスは参考になるのではないでしょうか。また、髪型は、サイドを刈り上げたようなテクノカットに近いものになっていて、“80’sカルチャー”がここにも出ています。

<3つ目>ネオ・ジオン(軍服全般)

ネオ・ジオンは、キャラクターよりも軍服全般です。ジオンのマークをモチーフにはしていますが、ハマーン・カーンをはじめ、マシュマー・セロやグレミー・トトなど上官クラスは、さらに個性的なアレンジを加えています。キャラ・スーンやマシュマーなど、のちに強化されたキャラクターたちは、なぜか衣裳の露出度が増えていくところもインパクトがありました。キャラ・スーンはムチまで持っていますから(笑)。ほかには、いかにも「ジオン軍人」的なラカン・ダカランの無骨な着こなしや、『重戦機エルガイム』にそのまま登場しそうなイリア・パゾムの特異なファッションなど、軍服ひとつとっても多彩で見どころがありますよね。

また、ジュドーたちガンダム・チームは子供で、対するネオ・ジオンの兵士たちは軍服を纏った大人という、ある種の対比構造が服装の選択からも感じられますね。

 

次回、第12回「ガンダムΖΖ編④」明日から使える『ZZ』コーデ!は、3月13日(水)更新予定!お楽しみに!

 

 


三浦 玄

スタイリスト。数々のドラマ、映画、舞台、写真集など幅広いジャンルで活躍中。

1983年生まれ、群馬県出身。主な仕事に、「仮面ライダー鎧武/ガイム」や「仮面ライダードライブ」、「スモーキング」、「ハゲタカ」など。

大のガンダムファンで特に好きな作品は『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』。

 

 

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